設立以来の最高実績を記録 JAおおふなとピーマン生産部会 販売数量、金額、作付面積で 厳しい栽培条件乗り越え(別写真あり)
令和8年1月18日付 7面
大船渡市農業協同組合(猪股岩夫代表理事組合長、JAおおふなと)のピーマン生産部会(細谷知成部会長、部会員34人)は16日、大船渡町のまるしちザ・プレイスで令和8年度通常総会と躍進大会を開いた。7年度は、作付面積が平成22年の同部会設立以来で最大となる198・5㌃に。夏場の猛暑や水不足など厳しい栽培条件を乗り越え、販売の数量は100㌧、金額は5300万円と、部会設立後として最高実績を記録した。部会員らは8年度も〝安心・安全なピーマン〟の供給に向け、生産に取り組んでいく決意を誓い合った。(三浦佳恵)
この日は最初に総会が開かれ、本人と委任状を合わせて部会員25人が出席。販売額や単位収量の第1位を獲得した生産者らへの表彰が行われた。
細谷部会長は、同市大規模林野火災をはじめ、夏場の高温、水不足の影響といった昨年の厳しい栽培環境に触れながらあいさつ。「これまでで最高の成績となったのは、部会員の日頃からの努力と尽力によるもの。本年度も高品質のピーマンを安定的に出荷していきたい」と誓った。
来賓の猪股組合長、県大船渡農業改良普及センターの伊藤一成所長は祝辞を贈った。このうち、猪股組合長は部会員らをねぎらい、「より発展したピーマン生産部会を構築したい」と述べた。
議事では、7年度の事業報告と収支決算、8年度の事業計画案と収支予算案、会費を原案通り承認、決定。任期満了に伴う役員改選も行われ、細谷会長(立根町)ら役員全員の留任を決めた。
事業報告によると、7年度は部会員が4人増加。作付面積は、新規部会員の増や既存部会員による拡大もあり、前年度比32・6㌃(19・6%)増えた。
栽培面では露地苗定植後に低温や強風の被害があり、生育の遅れにつながった。夏場は高温、害虫の発生、水不足に見舞われ、尻腐れ果の増加や草勢低下を招く厳しい条件が続いた。
こうした中で、部会内では新規部会員向けの基礎講座や、生産者の集い、定植指導会などを開き、生産技術の向上、部会員間の情報交換・共有の機会を創出。部会員一人一人の尽力もあり、販売の数量は同2・5㌧(2・5%)増、金額は同454万円(9・3%)増と、同部会設立以降で最高の実績となった。
8年度は、さらなる生産基盤強化を図るため、指導会や巡回など情報等の提供を徹底。生産者の栽培技術向上、収量底上げを目指す。
販売面では、消費者に〝安心・安全なピーマン〟を供給することを第一に考え、「クレーム発生0件」を目標として販売先に信頼される産地づくりに努める。販売目標は数量115㌧、金額4876万円で、1㌃当たりの単収は650㌔、栽培面積は177㌃に設定している。
総会後の躍進大会には、部会員、市場や市農協などの関係者らが出席。市農協からの記念品贈呈や懇親会などが行われ、生産者らは8年度も気仙、岩手を代表するピーマン産地としての発展へ気持ちを新たにした。
受賞者と新役員次の通り(カッコ内は地区名)。
◇受賞者▽販売額1位=小金山忍(横田)▽単位収量1位=佐藤修一(上有住)▽特別賞=千葉上(下有住)▽圃場コンクール最優秀賞=佐藤修一▽同優秀賞=鈴木一志(猪川)
◇役員▽会長=細谷知成▽副会長=鈴木一志(猪川)村上強(小友)▽理事=新沼良治(立根)農事組合法人金成なるせ農芸(横田)▽監事=古内嘉博(赤崎)佐藤修一▽会計=泉田由美子(横田)






