地域課題巡り活発議論 初の議場開催 市議会 地区コミセン役員と「語る会」
令和8年1月22日付 1面
陸前高田市議会(及川修一議長、16人)は20日、市役所の議場で、市内各地区コミュニティ推進協議会役員との語る会を開き、地域課題を巡って意見を交わした。議場を会場とするのは今回が初めてで、議会は地域コミュニティーを支える役員を皮切りに、今後も議場を使った市民との懇談の場を設ける考えだ。
議員15人と、市内11地区の協議会役員ら約20人が参加。及川議長が「これからの市政や議会活動のため忌憚のない意見をいただきたい」とあいさつし、語る会を所管する広聴広報特別委の鵜浦昌也委員長が企画した意図を説明した。
議員側が、議会における広聴広報の取り組みや、総務・教育民生・産業建設各常任委の調査活動内容を説明したあと懇談。昨年11~12月に市内9地区で開かれた市政懇談会で住民から聞かれた要望などをテーマに意見交換した。
自治会運営では、役員らが人口減・高齢化に伴う担い手減を各地区共通の課題に挙げ、コミセンごとの現状を報告。雑草駆除に関しては「土地所有者の了解を得るというのがネック。市から声がけしてもそのままであり、強制的にやれるような条例などをつくった方がいいのでは」との提案があった。
これに対し、議員側は「除草の仕方はさまざまな意見が聞かれる。個人の財産でもあり、この問題はまだまだ途上。当局とともに取り組んでいきたい」と答えた。
このほか、役員からは令和6年に開かれた議会と語る会で市民から寄せられた意見・要望が、議会の広報紙で十分に紹介されていないとの指摘が上がった。
担当議員は「議会だよりは詰め込みすぎずに、読んでもらえる紙面を検証している。議会だよりとは別の形で、市民と共有できるような工夫をしていきたい」と回答した。
今後の語る会は、昨年9月に広聴広報特別委内に設置された市民と語る小委員会(大坂俊委員長、委員8人)が企画を練る。議場を会場とした開催も検討し、将来的には市内の子どもたちによる模擬議会「子ども議会」実施の可能性を探っていく。
大坂委員長は「それぞれの地域の課題を全体で共有できた」と手応えを語り、「さまざまな年代の方々とこの議場を使って語り合いたい。その内容の市民へのフィードバックも考えていきたい」と話した。





