未来に光る事業を発信 大船渡ビジネスプランコンテスト 最終審査会で入賞者決定(別写真あり)
令和8年1月27日付 2面
起業や新たな事業展開を見据えた「大船渡ビジネスプランコンテスト2025」の最終審査会は25日、大船渡市盛町のリアスホールで開かれた。1次審査を通過した個人・団体計10組が発表し、地域課題解決や活性化などにつながるアイデアが相次いだ。耳を傾けた市民らは努力をたたえながら、事業実現にエールを送った。
市や商工会議所、岩手大学などによる実行委員会が主催し、市内企業が協賛。本年度も事業実現で地域活性化に寄与するビジネス部門と、多様なアイデアを受け付ける世代別のドリーム部門を設けた。
3部門計24組が応募。ドリーム部門は高校生4組と一般3組、ビジネス部門は3組が、最終審査会に臨んだ。
審査委員はMATトライアングル㈱=盛岡市=の谷藤雅俊代表取締役CEOら5人。会場には協賛企業関係者、一般観覧者ら約130人が訪れた。各発表後には審査委員からのコメント・質問に加え、観覧者が話し方やアイデアに「いいね!」を示す紙を掲げた。
ドリーム部門・高校生に出場した大船渡高校1年の髙橋湖梅さんは、ボウル、ステム(柱)、ボディ(手持ち部品)、台座で構成されるワイングラス作りを提案。日常生活からヒントを得たボウルの破損時に取り替える工夫に加え、愛飲者やワイナリーなどのこだわりも反映できる機能にも触れながら事業の可能性を伝え、高評価を受けた。
部門最優秀賞に加え、発表者全体の中から観覧者の投票で決まる特別賞も獲得。「アイデアはあっても、ビジネスとして考えるのは難しく、プランを立てようとするほどビジネスの深さを考える機会になった。社会見学や視察では分からない体験ができた」と話した。
同・一般では、milimili(ミリミリ)の秋葉悠貴乃さん(38)=大船渡町=が、医療的ケア児に着付けしやすい七五三衣装や撮影サービスの事業展開を掲げ、最優秀賞に輝いた。表彰時には「さまざまな課題を抱える家族が『産んで良かった、生まれて良かった』と感じられる社会の実現を図りたい」と語った。
ビジネス部門では、三陸ブルーイング・カンパニー合同会社の南忠佑代表社員(48)が、同町のキャッセン大船渡内に先月オープンさせたタップルーム(飲食スペース)などへの思いを発信。醸造をはじめ今後の展開にも触れ、受賞後は「地元に愛されるブランドにするとともに、世界で賞を取るビールにしていきたい」と述べた。
各部門の結果次の通り(カッコ内の氏名は代表者)。
【ドリーム部門・高校生の部】
▽最優秀賞=髙橋湖梅(大船渡高)▽優秀賞=KOKOROZASHI(大船渡東高、志田明)▽奨励賞=BEARS(大船渡東高、木下佳奈美)地域産業グループ(高田高、大和田哩句)
【ドリーム部門・一般の部】
▽最優秀賞=milimili(ミリミリ、秋葉悠貴乃)▽優秀賞=学内カンパニーIwate Craft Beer Marketing(碓井野乃香)▽奨励賞=佐藤研(一関高専、岩渕哲大)
【ビジネス部門】
▽最優秀賞=三陸ブルーイング・カンパニー(南忠佑代表社員)▽優秀賞=おはなしころりん(江刺由紀子理事長)▽奨励賞=タイコウ(中村貴子取締役)






