2026衆院選岩手2区/与野党一騎打ち展開へ 予想の2氏が立候補 総選挙公示、12日間の舌戦開幕

 第51回衆議院議員総選挙は27日に公示された。気仙3市町を含む岩手2区には、届け出順に、国民民主党の新人・佐々木真琴氏(29)、自民党の前職・鈴木俊一氏(72)の2氏が立候補。両氏は盛岡市で立候補の届け出を済ませたあと、宮古市内で第一声を上げて12日間にわたる選挙戦の幕開けを告げ、広大な選挙区内の遊説に繰り出した。投票は2月8日(日)に行われ、即日開票される。

 

 県内選挙区への立候補届け出受け付けは、盛岡市の県産業会館や県庁の選管事務局で行われ、午後5時に締め切られた。2区は立候補が予想された両氏以外に届け出はなく、新人と前職による一騎打ちの選挙戦に突入した。
 佐々木、鈴木両氏は、正午すぎに宮古市の宮古駅前で集まった支持者を前にそれぞれ第一声を上げ、選車に乗り込んで遊説に出発。総面積は約9650平方㌔㍍で、小選挙区として本州一の広さとなる岩手2区を巡る舌戦の火ぶたを切った。
 宮古市議から転身して県内初の国民民主公認候補となった佐々木氏が、財務相や党幹事長など要職の経験と厚い地盤をもとに12期目を目指す鈴木氏に挑む。2区は与野党一騎打ちの形で12日間の選挙戦が繰り広げられる。
 衆院総選挙は令和6年10月以来。小選挙区(289議席)と、全国11ブロックごとの政党得票率で選出する比例代表(176議席、うち東北12議席)で、計465議席を争う。
 解散から投開票までは16日間で、戦後最短。内閣への信任、消費税減税を含む物価高騰対策、外交・安全保障、選択的夫婦別姓の是非などが、争点として挙げられる。
 高市早苗首相就任後、26年間にわたった自民と公明の連立・連携関係が解消された。自民は日本維新の会と新たな連立の枠組みを築き、公明は立憲民主と新党「中道改革連合」を結成するなど、勢力図は従前と大きく変化を見せた。
 この中、自民は勝敗ラインとして与党で過半数となる233議席獲得を設定。野党側が現有議席の上積みを図ってこれを阻止できるかが焦点となっている。
 県選管によると、27日現在における2区の選挙人名簿登録者数(在外含む)は、34万744人(男16万4113人、女17万6631人)。6年10月の前回選公示日に比べて9024人減った。
 このうち、大船渡市は2万7610人(男1万3116人、女1万4494人)、陸前高田市は1万4914人(男7215人、女7699人)、住田町は4042人(男1983人、女2059人)。前回選公示日比で大船渡市は699人、陸前高田市は459人、住田町は132人減っている。


期日前投票 きょうから

 

 第51回衆議院議員総選挙の期日前投票は、28日から2月7日(土)まで行われる。同時に行われる第27回最高裁判所裁判官国民審査の期日前投票は事務手続き上、同1日(日)からの受け付けとなる。選管では、棄権防止とともに、衆院選と最高裁裁判官国民審査を同時に投票することを希望する有権者に向けては、日程の確認を呼びかけている。
 期日前投票は、仕事やレジャー、冠婚葬祭、病気などのため投票日当日に投票所に行くことができない有権者が対象。宣誓書に記載されている「期日前に行う事由」を選択する以外は、当日の投票と同じ流れで行う。
 気仙の会場は、大船渡市が市役所本庁で、2月2日(月)からは三陸支所、綾里、吉浜両地域振興出張所が加わる。陸前高田市は市役所のほか、2日からアバッセたかたパブリックスペースに投票所を開設する。住田町は町役場。
 時間は午前8時30分~午後8時。大船渡市の三陸支所、綾里、吉浜両出張所は同5時15分まで、アバッセたかたは午前9時~午後7時となる。
 1月中に衆院選のみ投票を行った場合、2月中の期日前投票か投票日の各投票所で国民審査のみの投票に対応する。
 期日前投票にかかる問い合わせは、各市町選管まで。