名称は「あわっぴ」に あわび王国おおふなとのキャラクター 古水さん(越喜来小)のアイデア採用 大船渡商議所(別写真あり)
令和8年1月31日付 6面
大船渡市の大船渡商工会議所(米谷春夫会頭)が、地域活性化プロジェクト・あわび王国おおふなとの取り組みで作成したキャラクターの名称が「あわっぴ」に決まった。公募で採用された越喜来小学校1年の古水詩乃さんには、採用証書と記念品を贈呈。関係者は、気仙沿岸で漁獲、加工されるエゾアワビを生かした取り組みのさらなる充実に期待を込めた。
名称発表会は29日に盛町の大船渡商議所で開かれ、プロジェクト関係者や古水さんら約10人が出席。齊藤光夫専務理事は「アワビのブランド化を目指している中、多くの応募があった。これからも全国に『アワビのまち』をPRしたい」とあいさつした。
引き続き、事務局が先月10~21日の募集期間に51点の名称が寄せられたことなどを説明。プロジェクト関係者らが全作品から選んだ中で「あわっぴ」は、歯切れの良い語感などが高い評価を得た。
古水さんには、齊藤専務から採用証書が手渡された。さらに、賞品として越喜来の㈲田村蓄養場三陸営業所が手がけるアワビ商品や大きなアワビ殻、キャラクターが描かれたエプロンを受け取った。
新聞で募集を知り、10分程度で考えついたという。「キャラクターがぴかぴかしていたのと『きっぴん』の呼び方から思いついた」と話し、笑顔を見せた。
あわび王国おおふなとは、豊かな海の恵みを生かしたアワビ漁だけでなく、畜養や陸上養殖、干鮑をはじめとした加工品製造を手がける事業者がそろう大船渡の特徴を広く発信していこうと取り組んでいる地域活性化プロジェクト。
キャラクターは「アワビは愛と海の宝石」とのコンセプトでデザイン。宝石のようなダイヤカットで表現することで「古来より大船渡の海に住み、自らを磨き上げて暮らす一族。アワビとともに、出会いや縁結びも大切にしている」との思いも込めている。
すでに各種パンフレットやのぼりなどに描かれ、かわいらしさで関心を集める。商議所では今後も、アワビ関連の取り組みで積極的に活用することにしている。
復興庁支援事業成果と課題共有 関係者会議開く
大船渡商工会議所が中心となって展開している復興庁支援を生かした「新ハンズオン支援事業」の関係者会議が30日、大船渡市盛町の同商議所で開かれた。令和6年度から「あわび王国おおふなと」「あわびのまち大船渡」などとして活動した多彩な取り組みを総括した。
この事業は、アワビ関連事業を主力とする三陸町越喜来の㈲田村蓄養場三陸営業所、綾里の元正榮北日本水産㈱と野村海産㈱の各技術力を地域資源として効果的に活用し、産業の活性化や交流人口拡大を目指している。会議には商議所や各事業者などの関係者ら約20人が出席した。
議事では事務局が、本年度の成果報告を説明。大船渡東高との連携によるアワビを具材とした調理メニューの提案・販売に加え、大阪・帝塚山学院大学などとの「再興あわびカレー」の商品開発、アワビの貝の粉砕材による利活用検証などを行った。
販路開拓では今月、東京駅に直結する大丸東京店でフェアを開催し、7事業者の計25商品を販売。先月の市魚市場を会場とした「産直海鮮まつり」では6事業者の計13商品を並べ、好評を博した。
「あわび王国おおふなと」を軸に新規の活動を展開した一方、商品作りや体験機会創出などについて「本格的な定着はこれから」と総括。補助事業終了後を見据えた自走可能な体制・仕組みづくりも課題とし、出席者間で認識共有を図った。






