「未来新聞」一緒につくろう 陸前高田で11日にワークショップ 気仙地区広域学生奉仕団が企画 中高生らの参加募る

▲ イベントを告知するポスターも制作し、中高生に参加を呼びかけるKGHのメンバー

 気仙在住の高校生らで構成される「気仙地区広域学生奉仕団」(金野恵人団長、学生メンバー5人、以下KGH)は11日(水・祝)、陸前高田市高田町の市民文化会館・奇跡の一本松ホールで中高生を対象としたワークショップを開く。「30年後の未来、古里にどうあってほしいか」を思い描き、数人のグループで「未来新聞」を制作するというもので、10代同士の相互交流を図るとともに、若い世代の考えを内外に広く知ってもらう機会にもする。 

 KGHは令和7年2月、地元の高校生有志が立ち上げたボランティア組織。気仙3市町(大船渡市、陸前高田市、住田町)に暮らす若者の力で地域の活性化に寄与しようと学業の合間を縫って活動しており、大船渡市大規模林野火災が発生した際には、街頭募金活動のほか、チャリティーイベントへの参加、被害を受けた同市赤崎町、三陸町綾里の仮設住宅での「お茶っこ会」開催など、自分たちにできる被災者支援にも取り組んできた。
 こうした姿勢に共感し、物心両面で応援する賛同者や企業も徐々に増加する一方、メンバーが今春から高校3年生へ進級するにあたって、「今後も組織を持続させ、活動の幅も広げるには仲間を増やすことが必要」と考え、現在は団員の勧誘にも力を入れている。
 今回のイベントは、KGHのこれまでの取り組みや目指す方向性について知ってもらう機会にしようと企画。会場では活動を紹介するパネル展示なども行う。
 ワークショップでは、実現したい理想の未来や目標をすでに達成したものとして記事にする「未来新聞」を制作。参加者が地域おこしやまちづくり、防災などについて考える場とし、出されたアイデアは団の活動にも生かす考えだ。ファシリテーターは、同団特別顧問の藻谷浩介さん(㈱日本総合研究所主席研究員、まちおこし研究家)が務める。また、作った新聞は後日、東海新報に掲載する。
 金野団長(17)=住田高2年=は、「地域とつながる架け橋となるうえでも、KGHという組織を強いものにしたい。それには同じ思いを持った仲間が必要」と語り、「自分たちの理想とする地域をつくるため、同世代との作業を通じて一緒に未来を描きたい。その考えを市や町の大人たちにも知ってもらい、『ともに盛り上げたい』と思ってもらおう」と、地元の中高生らにイベントへの気軽な参加を呼びかける。
 当日は午前11時~午後1時に開催。昼の軽食等は主催者が用意する。参加費無料。別掲のQRコードから申し込みができる。