探究心さらに深める 科学研究発表会 3市町の児童14人参加(別写真あり)

▲ 自ら取り組んだ研究の成果を発表する児童

 気仙地区理科教育研究会(会長・高室敬赤崎小学校長)主催の第18回気仙地区児童・生徒科学研究発表会は3日、陸前高田市高田町の市コミュニティホールで開かれた。気仙3市町の児童14人が発表に臨み、自由研究で得た発見や感動を言語化して探究心をさらに深めた。
 同発表会は、気仙の児童らが物理、化学、生物、気象などの各分野で研究した成果を発表する毎年恒例の行事。理科教育の充実、発展を図ろうとの狙いで開いている。
 この日は、3市町の小学校から児童14人が参加。2部屋に分かれ、各校教員や保護者らも同席した中で発表を行った。
 このうち、吉浜小の菊地翔太さん(4年)は、「スライムは液体に戻るのか」とし、スライムを液体化させるために行った4種の実験結果を写真も示しながら説明。「お酢を混ぜたら柔らかくなり、完全に溶けた」「お湯を混ぜたら最初よりさらに固くなった」とし、「酸性のものを混ぜると、スライムを固めている〝接着剤〟の成分が壊れる」という結論を導いた。
 米崎小の大和田航世さん(1年)は「かまいし高校へのたび」とのタイトルで発表。三陸鉄道に乗って大船渡市の盛駅から釜石市の釜石駅へ向かった途中、大規模林野火災で黒く焼けた木々を見て「なぜ倒れないのか」と疑問を持ち、木について調べた結果、「木には、燃えやすいものと燃えにくいものがある」「ブナやクヌギ、カシなどの広葉樹は、木の中に水を多く含んでいる」など、新たな発見を得たことを伝えた。
 各発表のあとには、教員らが講評。日常の〝当たり前〟に疑問を投げかけ、自ら考えながら実験や調査、まとめを行った児童らの発想と努力をたたえていた。
 発表会終わりには表彰を実施。受賞者次の通り。
 ▽最優秀賞=大和田航世(米崎小1年)藤井勇輔(綾里小2年)菅野恭子(竹駒小3年)菊地翔太(吉浜小4年)寺澤つぐみ(同5年)紺野苺花(赤崎小6年)
 ▽優秀賞=村上心都(吉浜小3年)水野漣才(有住小4年)小松颯斗(吉浜小5年)