接ぎ木で育ててみよう 椿館で栽培講習会 石川さん(大船渡ツバキ協会)が指導(別写真あり)
令和8年2月9日付 8面
大船渡市末崎町の世界の椿館・碁石で8日、三陸・大船渡第29回つばきまつりの一環としてツバキの栽培講習会が開かれた。多くの花々が見頃を迎えた館内で、参加者がお気に入りの品種や花付きのツバキを育てる接ぎ木の方法などを学んだ。
この講習会は、栽培や管理方法を学ぼうと、同日の「つばきの日」に合わせて企画。講師は大船渡ツバキ協会副会長の石川正悦さん(69)=陸前高田市横田町=が務め、市民ら15人が参加した。
挿し木について石川さんは「気仙で育つヤブツバキでも、花の色や大きさが、木によって違う。花を見ていて、どのような花を咲かさせたいか目星を付けて挿し木するように」などと語りかけた。芽が伸びやすい夏場が適している点なども解説した。
また、親木とは別の品種や、特徴のあるツバキを育てる接ぎ木では「ビン接ぎ」と呼ばれる方法を紹介。刃を入れる際の切り口や、木を固定するテープの巻き方に加え、ペットボトルを使った乾燥防止の手法も伝えた。ウメを用いて「割り接ぎ」も指導した。
参加者にはイラストをふんだんに用いて分かりやすくまとめた資料が配布されたほか、石川さんによる実演も。ツバキなどは1鉢ずつ用意され、参加者は剪定ばさみなどを手に枝葉を見つめ、疑問点を石川さんに聞きながら栽培・管理への意識を高めていた。
世界13カ国、600種700本のツバキを展示する同館では現在、約4割が開花。つばきまつりは先月25日に開幕し、この日は日曜日に合わせたイベントとして「椿クレープ」の販売も行われ、親子連れなどに人気を集めた。販売は今月15日(日)も予定している。
まつりは3月22日(日)までだが、9日と今月24日(火)、3月9日(月)は休館となる。入館料は一般と高校生が500円で、小・中学生は300円。一般の博物館共通入館料は600円。






