自由な発想で将来像描く 中高生が「未来新聞」制作(別写真あり)

▲ 中高生が自由な発想で未来新聞作りに挑戦

 気仙在住の高校生らで構成する「気仙地区広域学生奉仕団」(金野恵人団長、以下KGH)は11日、陸前高田市高田町の市民文化会館・奇跡の一本松ホールで中高生を対象としたワークショップを開いた。15年後の気仙を想像した「未来新聞」作りを行って地域の将来を考えるとともに、中高生同士が交流することで地域を超えた新たなつながりも創出した。(清水辰彦)


 KGHは令和7年2月、地元の高校生有志が地域活性化を目的として立ち上げた。大船渡市大規模林野火災発生時には、街頭募金活動やチャリティーイベントへの参加、被災地域の仮設住宅での「お茶っこ会」開催などを展開してきた。
 ワークショップは、団としてのこれまでの取り組みや目指す方向性について知ってもらい、よりよい気仙をつくっていくために学生、大人、地域のつながりと発展を図ろうと企画。
 同日は3市町の中高生ら20人余りが参加し、同団特別顧問の藻谷浩介さん(㈱日本総合研究所主席研究員、まちおこし研究家)がファシリテーターを務めた。
 ワークショップでは、参加者が3グループに分かれて作業。グループごとに新聞名を決め、「15年後に起きた出来事」をテーマに、想像を膨らませながら〝ワクワクすること〟〝とんでもないこと〟について、「気仙に新幹線が通っている」「たかたのゆめちゃんが世界デビューしている」など、さまざまなアイデアを出し合った。
 グループごとにアイデアを絞り込んだあとは新聞の見出しを決め、要約やイラスト・写真を添える作業を展開。「気仙3市町の魅力を詰め込んだテーマパークがオープンした」など、自由な発想で未来を思い描き、地域へ希望を込めながら新聞を作り上げていった。
 ワークショップを終え、金野団長(住田高校2年)は「みんなが気仙の未来を楽しみながら考えてくれてよかった。この地域にも可能性があるんだということを思いながら過ごしてほしい」と参加者に語りかけた。
 参加した菅野悠翔さん(高田高校2年)は「地域の将来を考えるきっかけになった。自分たちの意見も反映され、さらに活発な、いいまちになってほしい。学生奉仕団の活動にも興味を持った」と話していた。
 同日制作した「未来新聞」は後日、東海新報に掲載する。