来場者減も販売額増 昨年の産業まつり総括 今年は10月10、11日開催へ
令和8年2月13日付 1面
令和7年度大船渡市産業まつり実行委員会(委員長・渕上清市長、委員11人)は12日、市役所で開かれ、昨年10月に開催した同まつりの収支状況などを確認した。天候などの影響で来場者は昨年度を下回る2万5000人だったが、販売金額は790万円と、令和以降の開催では最高となった。今年は10月10(土)、11(日)の両日開催で、会場は引き続き大船渡町の大船渡駅周辺地区とする。
委員は各種団体の代表者らで構成し、この日は事務局職員を含め約10人が出席。渕上市長は「市内外からの多くの来場者を迎えるイベントとして定着している。昨年は多様な催事と体験型コンテンツの充実などで滞在時間の延長や購買意欲につながった」とあいさつした。
引き続き、事務局が本年度のまつりに関する事業報告、収支状況、アンケート結果をそれぞれ説明。本年度は昨年10月11、12の両日に大船渡駅周辺地区で開催し、来場者は初日が1万人、2日目が1万5000人で計2万5000人となった。
陸前高田市での花火大会や、客船「飛鳥Ⅱ」の大船渡寄港が期間に重なった前年度の比較では、約9000人の減。本年度は、両日とも降雨に見舞われたことも影響したという。
出展は87事業者で、前年度比11事業者増。販売金額は790万1288円で、同約8万8000円の増だった。令和元年以降(2、3年度は中止)では最高となった。
サンマの豊漁や型の良さなどから、水産物を目当てに訪れる来場者が多かった。肌寒かった分、汁物・焼き物の販売も好調に推移した。
来場者アンケートによると、在住地は市内と市外がほぼ半数ずつだった。市外では、陸前高田市や住田町に加え、盛岡市、奥州市、北上市といった内陸からの来訪も目立った。
一方、市外来場者の7割は「日帰り」と回答。まつりを契機とした宿泊や周遊施策を検討する必要性も浮かび上がった。
来場目的は「炭火焼きさんまの振る舞い」「スタンプラリー」が多かったが、前年度比では「ワカメの詰め放題」「産業紹介」が増加し、体験型コンテンツに対する関心の高まりもうかがえる。消費額では「1000円~3000円」と回答した割合が半数近くを占めた。
来年度も10月前半の3連休に合わせた開催とし、会場も変更しない。令和4年以降、同様の開催を続けてきたことによる認知度向上や、徒歩圏内に集積している商業施設との相乗効果への期待、さらに運営体制の整備や安全管理のノウハウ蓄積も進んでいる状況などから判断した。





