再選目指して出馬へ 次期市長選 現職・佐々木氏が意向固める

佐々木 拓氏[/caption]

 来年2月の任期満了に伴う陸前高田市長選に、現職の佐々木拓氏(62)が立候補する意向を固めた。佐々木氏は現在1期目で、今後、支援者と相談しながら新たな組織体制を構築したあと、正式に立候補を表明する見通し。次期市長選に出馬する意向が明らかになったのは佐々木氏が初めてで、現時点でほかに立候補に向けた動きはない。
 佐々木氏は25日、東海新報社の取材に対し、「支援者と相談したうえで、最終的な出馬宣言は決めるが、出馬に向けて全力でこれから取り組む」と述べた。無所属で臨み、政党への推薦要請はしない方向だ。
 佐々木氏は、同日の市議会定例会の鵜浦昌也議員(創生会)による一般質問で、次期市長選への意向を問われ、「1年後の市長選は、できるだけお金をかけない選挙活動を心がけたい。後援会の問題についての調査結果が示されたことから、一部報道でみられた『白紙』ではなく、次の選挙戦において市民から信任がしっかり得られるよう、残りの任期を精いっぱい仕事に取り組んでいきたい」と答弁した。
 佐々木氏は今月10日、東海新報社の取材に応じ、次期市長選について「白紙」と答えた。自身の後援会など二つの政治団体が、2年分の政治資金収支報告書を県選管に提出していなかった問題を踏まえ、明言を避けたとみられるが、佐々木氏から依頼を受けた弁護士が18日、未提出の問題に関する調査結果を報告。佐々木氏自身は2団体の運営や会計に関与しておらず、弁護士は「資料に問題はなかった」と説明した。
 また、市は25日、東京大学生産技術研究所、同大大学院農学生命科学研究所との地方創生に関する連携協力協定を3月に結ぶことを発表。佐々木氏が3年前の市長選で掲げた公約「大学誘致」に関連した展開であり、こうした国内トップの大学などとの新たな連携を含む市政のかじ取り役を引き続き担うべく、次期市長選への出馬の意向を固めたとみられる。
 佐々木氏は広田町出身で、東京水産大(現・東京海洋大)卒。農水省を退職して令和5年の市長選で、当時の現職との一騎打ちを制し、初当選した。


 

佐々木 拓氏