感謝を胸に学びや巣立つ 気仙4高校で卒業式(別写真あり)

▲ これまでの感謝を込めて、保護者にツバキの苗木を手渡す卒業生ら=大船渡東高校

 気仙の県立高校4校(大船渡、大船渡東、高田、住田)の卒業式が、1日と2日に行われた。各校の卒業生らは母校への感謝と未来への希望を胸に、3年間の思い出を一つ一つかみしめながら、学びやに別れを告げた。(栗村勇翼)

 

 このうち、大船渡東高校(今野晋校長、生徒200人)では農芸科学科13人、機械電気科18人、情報処理科17人、食物文化科22人の卒業生計70人が式に臨んだ。
 卒業証書授与では、担任から名前を呼ばれた卒業生たちが「はい」と明るい声を響かせ、今野校長から一人一人卒業証書を受け取った。
 今野校長は「これからの人生でも、常に夢を持ち、ゆっくり、こつこつと自分の力で進んでもらいたい。サクラは散ってしまえば誰からも見向きされなくなるが、夏から冬にかけての時間を経て、春には再び花を咲かせる。皆さんも、これからの人生でじっと耐えるべき場面があるだろう。逃げることなく、ハードルを一つ一つ越えていってほしい」と式辞。
 来賓祝辞に続き、大畑咲菜生徒会長(2年)が「先輩方の、何事にも全力で取り組む姿から多くのことを学ばせてもらった。その教えを忘れず、大船渡東高校の発展のために努力し、次世代へと確実に引き継いでいく」と送辞を述べた。
 答辞では、卒業生代表の佐々木舞さん(食物文化科)が3年間を振り返りながら、教職員や在校生、家族への感謝を伝え、「大船渡東高校ならではの経験を、3年生の皆さんとともにできたことをうれしく思う。ここで出会えた先生方や友人との別れは寂しくもあるが、思い出や経験を糧に、自身が信じる道を進んでいく」と誓った。
 式後に行われた最後の学級活動で卒業生たちは、これまで支えてくれた保護者に、成長を示すツバキの苗木を贈り、感謝を伝えた。その後、別れを惜しむように、仲間たちとの時間を過ごしたあと、学びやを巣立っていった。
 卒業生の千田卓さん(機械電気科)は「これまで、家族や仲間に支えられながら学校生活を送ることができた。春からは社会人として、恩返しの気持ちを込めて頑張りたい」と話していた。