〝15の春〟目指して挑む 全日・定時制を約320人受験 気仙 県立高校で入学試験始まる

▲ 県立高校の入学試験が始まり、試験官の入室を待つ受験生ら=大船渡東高

 県立高校の令和8年度入学試験は4日、県内各校で一斉に始まった。学力検査や調査書などで選考する一般入試と、推薦入試に代わって昨年度導入された特色入試が行われており、気仙では全日制の高田、大船渡、大船渡東、住田の4校8学科と、定時制の大船渡1学科を合わせて約320人が受験。受験生たちは〝15の春〟を目指し、自らを信じて各科目の筆記試験に挑んだ。住田を除く全日制3校では5日も行われる。(三浦佳恵)

 

 8年度における気仙の募集定員は、全日制が4校8学科の合計520人、定時制が1校1学科の40人。一般入試に加え、志望先高校が求める生徒像などを踏まえて生徒自身が出願できる特色入試は、全日制の全学科に導入された。
 全日制のうち、調整後の一般、特色の合計志願者数は317人。実質志願倍率は0・61倍となり、前年度と比べて0・09ポイント減少した。4校8学科すべてで定員を割り、倍率が最も高かったのは大船渡東・食物文化科の0・93倍だった。
 4日の気仙は早朝、一部地域で積雪も見られたものの、次第にみぞれや雨に変わり、天候の影響による交通機関の大きな乱れはなかった。試験会場となった各高校には、次々と受験生たちが到着した。
 このうち、大船渡市立根町の県立大船渡東高校(今野晋校長)では、受け付け開始時間に合わせて受験生らが集まり始め、志望学科ごとに設けられた試験会場に入室。緊張した面持ちで点呼や連絡事項の確認を受け、午前9時10分には最初の科目である国語の試験に臨んだ。
 その後は数学と社会、昼食時間を挟んで午後には英語と理科の試験が行われた。受験生たちは合格を目指し、全力で問題用紙と向き合った。
 県教委によると、4日午前9時現在における県内の受験者数は、全日制(59校)が6473人で、いわて留学(県外募集)合格者などを除いた実質定員8215人に対する受験倍率は0・79倍。前年を0・01ポイント上回った。定時制(9校)の受験者は106人で、実質定員480人に対する倍率は0・22倍と前年から0・01ポイント増えた。
 追検査予定者を含む欠席者は全日制が38人、定時制が2人。追検査は10(火)、11(水)の両日に各校で行われる。
 気仙の全日制では、4校全ての学科で学力検査の成績と調査書、1校4学科は面接も行い、合格者を決める。合格発表は、16日(月)午後3時から各校と、県教委の合格者発表用ウェブサイトで予定している。