健やかな成長願う ピーカン植樹会 ㈱明治役員、市長が作業

▲ 植樹会に参加した黒田支社長㊥、佐々木市長㊨

 北米原産のクルミ科の木の実「ピーカンナッツ」記念植樹会は12日、陸前高田市高田町のほ場で行われた。大手食品会社㈱明治(本社・東京都)の役員や佐々木拓市長らが約20本の苗木を植え、「ピーカンの森」形成に向けて健やかな成長を願った。
 陸前高田市、東京大とピーカンナッツの産地化などに取り組む製菓会社㈱サロンドロワイヤル(本社・大阪市、前内眞智子代表取締役社長)が手がける植樹プロジェクトの一環。明治関西支社(大阪市)の黒田充支社長、尾中道郎BtoB営業部長、佐々木市長、石渡史浩副市長らが参加し、植樹後、同社の社名を記した看板を設置した。
 ピーカンナッツは米国で大規模に栽培され、健康や美容に効果があるとされる。
 市、東京大、サロンドロワイヤルは平成28年から、ピーカンナッツを活用した農業振興、地域創生を図るプロジェクトを展開。産地化に向けた試験栽培などが行われている。
 同社は令和4年、高田町内に加工工場を併設したチョコレート店「サロンドロワイヤルタカタ本店」を開業。ピーカンナッツを使ったレシピ開発や食文化普及、消費拡大などの役割を担ってきたが、プロジェクトのシンボル的な場として「ピーカンの森」を築こうと、今月、苗木の植樹、栽培事業を始めた。
 ほ場は中心市街地そばの被災低地部に整備し、広さは8・8㌶。東側のほ場2・8㌶はプロジェクトに賛同する企業・団体に作業に加わってもらい、約250本を植樹する。
 西側のほ場6㌶には約600本を植える計画で、19日(木)から住民向けの植樹会を定期的に開催する。
 黒田支社長は「被災した更地をピーカンの森に変えようという大変素晴らしい取り組みで、感銘を受けた。携わることができて光栄だ。これからも応援していきたい」と話した。