決意胸に 学びや巣立つ 気仙 小学校の卒業式ピークに(別写真あり)
令和8年3月19日付 7面
気仙の小学校で18日、卒業式がピークを迎えた。本年度の卒業生は、新型コロナウイルスが猛威を振るう中で小学校生活をスタートした。学校行事の形が変わるなど、さまざまな制限をかけられる時期もありながら、困難を乗り越え、たくましく成長した。式に臨んだ各校の卒業生らが、6年間の思い出をかみしめながら、母校への感謝と未来への決意を胸に、慣れ親しんだ学びやを巣立った。(栗村勇翼)
気仙の全21小学校のうち、同日は大船渡市6校、陸前高田市6校、住田町1校の計13校で卒業式が行われた。
このうち、大船渡市日頃市町の日頃市小学校(高橋多鶴子校長、児童46人)は卒業生が7人と、市内では吉浜小学校と並んで最も少ない人数の門出となった。
卒業式では、真新しい中学校の制服に袖を通した7人が緊張した面持ちで入場。高橋校長から一人一人卒業証書を受け取ると、小学校生活で頑張ったことなどをそれぞれ壇上で発表した。
鈴木里歩さんは「学校行事を通して、一人一人の個性を大事にしながら協力することの大切さを学んだ。中学校でも、仲間とお互いを大切にしたい」、山下陽向さんは「これからも、さらに自分を成長させるため、何事にも全力で取り組んでいきたい」と、印象深いエピソードを思い起こしながら、中学校生活に向けての決意を語った。
降壇した卒業生らは、保護者の元へと向かい、卒業証書を直接手渡した。固い握手やグータッチなどで、親子が笑顔を交わした。
続いて、高橋校長が式辞。「皆さんの力強い言葉から、達成感と新たな決意が感じ取れた。コロナ禍で困難も多かったと思うが、毎日こつこつと努力し、素晴らしい活躍を見せてくれた。市の花であるツバキは、長い年月をかけて根を張り、花を咲かせる。東日本大震災時も、多くのツバキが津波に耐え抜いた。皆さんにも、心の根を深く張り、人生の荒波に負けず、自分らしい花を咲かせてもらいたい」とエールを送った。
「門出の言葉」では、卒業生らがお世話になった教職員や在校生、家族、地域住民に感謝を伝えた。在校生らは、感謝の言葉と合唱で、これからの日頃市小学校を引っ張っていく意思を示した。
温かい拍手に包まれ、晴れやかな表情で式場をあとにした卒業生ら。その後は学級活動、保護者主催の「祝う会」が開かれ、卒業の喜びを共有した。
気仙の小学校は、19日までに全ての学校で卒業式が行われる。






