クマ出没情報を投稿・共有 県がアプリ提供開始 全域に「注意報」も発表
令和8年3月26日付 1面
県は24日、クマの出没に関する情報を投稿・共有できるアプリ「Bears(ベアーズ)」の提供を開始し、県内全域に「ツキノワグマの出没に関する注意報」を発表した。これからの時期はクマが冬眠から目覚め、人里に出没する可能性が高くなるため、県は新たなアプリも活用しながら、クマ被害への注意を呼びかけている。
県によると、令和7年度におけるツキノワグマの出没件数は2月末時点で9670件。前年同期と比べて6813件多く、過去5年で最も多かった5年度を3821件上回った。
人身被害件数は、7年度(今月8日時点)が39件40人となり、うち死者は5人。気仙では昨年6月、住田町と大船渡市で1件ずつ起こった。県内では今年に入り、2月と3月に各1件発生している。
県は8年度、クマ対策として▽人の生活圏への出没防止▽出没時の緊急対応▽クマ類個体群管理の強化▽人材の育成・確保▽体制整備等──を基本方針の柱に設定。人の生活圏で市町村が行うクマ出没時のパトロールや追い払いなどにかかる経費等の補助、専門人材、狩猟免許を持つガバメントハンターの配置などに取り組む。
ベアーズの提供も、クマ対策の一環。LINE(ライン)の県公式アカウント(別掲QRコード)から利用できる。
県公式アカウントを友だち追加し、「防災・震災復興」メニューからベアーズボタンを選択すると、▽クマを見た!(投稿)▽クマはどこ?(閲覧)▽受信設定▽クマを知る(県ホームページ)──の四つのボタンが表示される。
クマの出没情報を投稿するには、「クマを見た!」ボタンを押し、目撃した日付や時刻、頭数、場所の情報を入力し、地図上にピンを打って完了する。「クマはどこ?」ボタンを押すと、地図上や一覧から出没状況を確認できる。
「受信設定」では、居住地や勤務先、学校など利用者がクマ出没情報を知りたい県内市町村や細分化したエリア(5㌔四方単位)の複数登録が可能。登録エリアに該当する出没情報を通知する。
出没に関する注意報は、冬眠明けのこれからの時期、クマが人里にやって来る可能性が高まるとして発表。クマを人里に寄せ付けない対策や、入山時には遭遇のリスクを避ける行動をとり、万が一出くわした場合にはむやみに近寄らず、安全を最優先にするよう呼びかけている。






