伝統の和装で晴れやかに 綾里小 全国のトップ切り入学式 8人が新たな一歩(別写真あり)
令和8年4月2日付 1面
令和8年度がスタートした1日、大船渡市三陸町の綾里小学校(冨澤広子校長、児童62人)では全国のトップを切って入学式が行われた。色とりどりの和装に身を包んだ新入生8人が、これから始まる新しい日々に胸を弾ませながら、晴れやかな表情で学校生活への第一歩を踏み出した。(齊藤 拓)
明治6年創立の同校は、明治時代からおおむね4月1日に入学式を行ってきた。昭和40年代後半から、はかま姿で式に臨む女子児童が増え始め、徐々に男子児童にも波及。平成22年には児童全員が和装で出席し、現在まで年度初めの伝統として続いている。
本年度は男子5人、女子3人の計8人が入学。式では在校生と職員の拍手に迎えられ、色とりどりの羽織やはかまで着飾った児童が入場した。
保護者が見守る中、名前を呼ばれた新入生らは元気に返事をして一礼。担任を務める氏家彩乃教諭と鎌田明希教諭の自己紹介に、「よろしくお願いします」と笑顔を見せた。
冨澤校長は式辞で、「元気なあいさつと返事ができると、たくさん友達が話しかけてくれて学校がもっと楽しくなる」と、あいさつの大切さを伝えた。また、事故に気をつけたり、避難訓練に本気で取り組む重要性にも触れ「元気な体があれば、楽しいことにたくさん挑戦できる。自分の命を守ることも頑張ろう」と呼びかけた。
在校生を代表して熊谷萌々子児童会長(6年)は「1年生の皆さんも、地域の人や友達に明るいあいさつができるよう頑張り、休み時間には仲よく遊びましょう。これから私たちと一緒に楽しい学校生活を送りましょう」と歓迎の言葉を述べた。
新入生らは式後、正門前で家族と記念撮影をするなどして思い出を残した。この日の綾里地区は前日に降り続いた雨の影響が残る空模様ではあったものの、新入生らは元気に校庭を走るなどして、初めて背負うランドセルの大きさや重さも気にしない様子を見せていた。
新入生の坂本輝仁さんは「算数の勉強を頑張りたい。学校行事の中では遠足が楽しみ」と、佐藤玲さんは「国語の授業で漢字を習って、自分の名前を書けるようになりたい」と、これからの新しい生活を楽しみにしていた。
同校は7日(火)に1学期の始業式を予定。同校以外の気仙の小学校では8日(水)までに入学式が行われる。






