雨にも負けず サクラ開花 市指定の標本木 見頃は今月中旬の見込み(別写真あり)

▲ 降雨の中で開花が発表された標本木のサクラ

 大船渡市は2日、独自に指定する盛町のサクラ標本木の開花を発表した。昨年より3日、平年より5日早い。同日はあいにくの雨となったが、薄紅色の花がぽつぽつと咲く様子が見られ、関係者らは春本番を感じながら、満開となる日を心待ちにしている。
 同市の標本木は、市体育センター南側に位置する樹齢推定50年以上のソメイヨシノ。昭和50年ごろ、市勤労青少年ホームによる環境整備の一環で植樹されたもので、東日本大震災津波による塩害を受けながらも、毎年美しい花を咲かせ、地域のシンボルとなっている。
 毎年開花の状況を観測している市スポーツ協会職員によると、今年は3月下旬から花が咲き出し、今月1日には4輪の開花を確認。2日は朝から雨で冷え込む気候となったが、宣言基準の5輪を上回る10輪ほどが咲き、現地で確認した渕上清市長が午前10時30分に開花を発表した。
 標本木のサクラは今後、1週間から10日程度で満開を迎える見込み。同協会では今年も、花見用ベンチの設置や夜間のライトアップなどを予定している。
 渕上市長は「あいにくの雨で肌寒いが、大規模林野火災の鎮火から間もなく1年となるのを前に、こうしてサクラが咲いているのを見るとうれしく思う。市内でもどんどん咲き誇り、市民に元気を与えてほしい」と期待を込めた。