事故防止と防犯へ心一つ 交通安全・地域安全 春の運動開始で出発式(別写真あり)

▲ パトロールへの出動を申告する防犯隊員

 「春の全国交通安全運動」と県内の「春の地域安全運動」が始まった6日、大船渡、陸前高田両市で交通安全・防犯関係団体や大船渡警察署(藤島良則署長)などによる啓発活動の出動・出発式が行われた。出席者らは交通事故と犯罪の抑止へ心を一つにし、児童・生徒の安全確保などに向けた重点的活動をスタートさせた。両運動の期間はともに15日(水)まで。(齊藤 拓、阿部仁志)

 

犯罪のないまちへパトロール活動/大船渡

 

 大船渡市防犯協会連合会(会長・渕上清市長)と大船渡警察署による「春の地域安全運動」出動式は、盛町の同署で行われた。市内の防犯関係者と署員らが、犯罪被害のないまちの実現を目指し、啓発に努める意識を一つにした。
 出動式は活動の周知などを図る目的。同連合会防犯隊、市内各地区の防犯協会、同署から合わせて約40人が出席した。
 冒頭、渕上市長が「犯罪は身近で起こりうると誰もが認識して防犯意識を高めることが大切。地域パトロールをはじめとする啓発で意識高揚が図られ、犯罪抑止につながることを期待する」とあいさつした。
 また、藤島署長は防犯関係者へ向け「地域安全のけん引役として、それぞれの地区で積極的な活動を」と激励。関係者らを代表し、防犯隊の三浦幸雄副隊長が「犯罪のない安心して暮らせる地域社会の実現を目指し、活動に出動します」と、金野宏隊長の出動申告を代読した。
 式後は関係者らが青色回転灯車両に乗り込み、パトカーに続いて同署を出発。拡声器で詐欺被害の防止などを呼びかけながら、パトロールを行った。
 運動期間中は、子ども・女性・高齢者の犯罪被害防止と鍵かけの励行を重点項目として、啓発が展開される。

 

関係者に見送られながら市役所を出発する青色回転灯車両やパトカー

安全パレードや啓発活動展開/陸前高田

 

 陸前高田市では、両運動の合同出発式が高田町の市役所で行われた。防犯、交通安全の関係者らによる安全パレードや啓発活動も各地で展開され、市民が安全安心を実感できる地域社会の実現へ参加者が決意を新たにした。
 出発式には、市防犯協会や交通指導隊、大船渡警察署の関係者ら約40人が出席。
 冒頭、市防犯協会連合会長の佐々木拓市長は「自分の安全は自分で守る、地域の安全は地域で守るという心がけを再認識する機会になる。警察および関係各位の皆さまと連携を密にし、各種活動を実施していきたい」とあいさつした。
 次いで、同署高田幹部交番の遠藤仁所長が激励。昨年の県内、市内の刑法犯認知件数や交通死亡事故状況などを説明し、この中では、昨年9月に気仙町で発生した車両単独の死亡事故にも触れた。
 そのうえで「パトロールの強化、通学路などでの見守り活動、交通安全教室の開催を中心に、各種警戒活動や広報活動を推進する。皆さんと一体となって、地域の安心安全を守っていきたい」と呼びかけた。
 式後は、防犯関係者らが青色回転灯車両やパトカーに分乗して高田町─矢作町間を往復する安全パレードを実施。交通安全関係者らは竹駒町の滝の里交差点に移動し、のぼりを掲げて交通ルール順守や安全運転を促す啓発活動を行った。