前年度上回るも県平均下回る 気仙3市町の1人当たり所得 5年度の市町村民経済計算 県が公表
令和8年4月9日付 2面
県は、令和5年度の市町村民経済計算の概要を公表した。気仙の1人当たり所得(別表)は、大船渡市265万4000円、陸前高田市251万1000円、住田町268万8000円。3市町とも前年度から上昇した一方、県内市町村平均の282万4000円を下回った。総生産額は大船渡市が前年度を上回ったものの、陸前高田市と住田町は下回った。
市町村民経済計算は、市町村における経済活動の結果を「生産」「分配」の2面からとらえ、市町村経済の規模、産業構造、所得水準などを明らかにするもの。▽市町村内総生産▽市町村民所得▽1人当たり市町村民所得──を公表している。
5年度の1人当たり所得のうち、市町村平均は前年度から5・6%増加した。広域振興圏別にみると金額が多い順に、県央304万5000円(前年度比5・4%増)、県南274万9000円(同6・3%増)、県北259万9000円(同5・7%増)、気仙を含む沿岸は255万6000円(同4・3%増)となった。
市町村平均を100とした各圏域の水準は、高い順に県央107・8(同0・3ポイント減)、県南97・4(同0・7ポイント増)、県北92・0(前年と同水準)、沿岸90・5(同1・2ポイント減)。
気仙をみると、大船渡市が前年度比12万3000円(4・8%)、陸前高田市が同10万2000円(4・3%)、住田町が同18万8000円(7・5%)それぞれ増加した。
県内で最も所得が高かったのは、金ケ崎町の337万4000円。市町村平均を上回ったのは金ケ崎、盛岡、矢巾、北上の4市町にとどまり、最も低かったのは葛巻町の205万円となった。
気仙は高い順に、住田町が10番目、大船渡市が12番目、陸前高田市が21番目。3市町とも前年度から順位を落とした。
市町村民所得は、全県の合計が3兆2844億円。広域振興圏別では、県央1兆3768億円(同4・3%増)、県南1兆2291億円(同4・7%増)、沿岸4231億円(同2・0%増)、県北2554億円(同3・3%増)となった。
市町村内総生産の県内合計は4兆8973億円と、前年度から1455億円(3・1%)増えた。主な産業の内訳は、第1次産業が1459億円、第2次産業が1兆2501億円、第3次産業が3兆4626億円。
広域振興圏別でみると、沿岸は6740億円と電気・ガス・水道・廃棄物処理業や建設業の増加などによって前年度比1・2%の増。前年度を上回ったのは6年ぶりとなった。産業別では、第1次が318億円、第2次が1783億円、第3次が4585億円だった。
このほかの地域は、県央1兆7954億円(同2・0%増)、県南2兆533億円(同4・5%増)、県北3747億円(同3・8%増)。
気仙は大船渡市1350億9700万円(同2・7%増)、陸前高田市483億2100万円(同6・2%減)、住田町213億1900万円(同2・7%減)だった。






