気仙の人口5万1361人 5年前の前回を6674人下回る 令和7年国勢調査の速報値 減少に歯止めかからず 県が公表
令和8年4月30日付 1面
県は、令和7年国勢調査による同年10月1日現在の人口・世帯数の速報値を公表した。気仙3市町の人口は合計で5万1361人となり、5年前の前回調査時(令和2年)から6674人(11・5%)の減。10年前の前々回調査時(平成27年)からは1万2175人(19・2%)も少なくなっており、人口減の進行が一層加速している現状が浮き彫りとなった。全県の人口は112万5502人で、前回調査時から8万5032人減少し、気仙3市町を含む33市町村全てで5年前を下回った。(三浦佳恵)
国勢調査は、国内の人口・世帯の状況を明らかにするため、日本に住む全世帯を対象として5年ごとに実施している。今回の速報値は、国勢調査結果を早期に利用するため、調査員が作成する調査世帯一覧をもとに、市町村が取りまとめた人口・世帯数の一覧表(要計表)を県が集計して公表した。
令和7年調査における気仙3市町の人口をみると、大船渡市が3万606人、陸前高田市が1万6418人、住田町が4337人。前回調査時と比べて大船渡は4122人、陸前高田市は1844人、住田町は708人それぞれ減った。
減少率は、大船渡市が11・9%、陸前高田市が10・1%、住田町が14・0%。いずれも10%を超え、同町の減少率は県内で4番目の大きさとなった。
10年前と比較すると、大船渡市は7452人(19・6%)、陸前高田市は3340人(16・9%)、住田町は1383人(24・2%)それぞれ減少。10年前のおよそ5分の1から4分の1に当たる人口が減った。
世帯数は、大船渡市が1万3179世帯、陸前高田市が6793世帯、住田町が1842世帯。前回から、大船渡市は945世帯(6・7%)、陸前高田市は349世帯(4・9%)、住田町は139世帯(7・0%)それぞれ減少した。
3市町の合計は2万1814世帯。前回を1433世帯(6・2%)、10年前を2597世帯(10・6%)それぞれ下回った。
県内全域をみると、人口の減少率は7・0%で、10年前から15万4092人(12・0%)が減った。
広域振興圏別の人口と減少率は、気仙3市町を含む沿岸が15万6318人、12・0%、県央が44万2724人、4・4%、県南が43万2510人、6・9%、県北が9万3950人、10・8%。内陸部に比べ、沿岸、県北での人口減少がより顕著な状況となっている。
県内33市町村中、減少率が最も高かったのは西和賀町の15・2%。低かったのは紫波町の2・1%だった。
県内の世帯数は48万6376世帯で、前回比6060世帯(1・2%)の減。10年前からは6673世帯(1・4%)減少した。
前回から世帯数が増えたのは、花巻、北上、滝沢、紫波、矢巾、金ケ崎の6市町で、増加率が最も高かったのは紫波町の5・4%。一方、減少率の最高は岩泉町の11・6%だった。
国による国勢調査結果の公表は、人口速報集計が5月、人口等基本集計が9月の予定。これ以外の集計は、12月以降に順次公表される見通し。
県内市町村別の人口は別表。






