医療救護で協定締結 町と気仙歯科医師会 災害時に連携して対応

▲ 岩渕会長㊨と神田町長が署名し、協定が締結された

 住田町と気仙歯科医師会(岩渕由之会長)による災害時の歯科医療救護活動に関する協定書締結式は4月30日、同町役場で開かれた。災害発生時に救護所などで迅速・柔軟な歯科医療救護ができるよう連携強化を誓い合った。
 締結式には神田謙一町長と小向正悟副町長、岩渕会長らが出席。災害発生時における歯科医療救護班派遣要請や、救護所での活動、医薬品の供給などを定めた協定書にそれぞれ署名した。
 神田町長は、「自然災害がいつ発生してもおかしくない中、気仙歯科医師会と本町が連携することで平常時のような医療が受けられない状況にあっても歯科医療を受けられる点は、不安な気持ちを抱える町民への安全で安心な生活の確保につながる。大変心強い」とあいさつ。
 岩渕会長は「大槌町で火災があったが、1年前は大船渡市でも林野火災が発生した。災害によって臨機応変に対応していかなければならないことを学んだ」とし、今後も柔軟に対応していくと語った。
 気仙歯科医師会は、気仙3市町の施設に所属する歯科医師で構成。協定では、町地域防災計画に基づき、歯科医師会が協力して行う救護活動に必要な事項をまとめた。
 近年、大規模な災害が頻発する中、規模によっては地域住民に対する医療や介護の継続のための支援が必要となってくる。
 有事の際、同会では町の要請に基づき歯科医師や歯科衛生士らによる歯科医療救護班を編成し、救護所などに派遣する。傷病者への応急処置や、歯科医療機関への転送要否、転送順位の決定などが想定される。
 気仙歯科医師会では、昨年11月に大船渡市と協定を締結している。