舞台と食 多彩な企画で歓迎 碁石海岸観光まつり 市内外からの来場者でにぎわう(別写真あり)
令和8年5月5日付 1面
大船渡碁石海岸観光まつり(同実行委員会主催)は3、4の両日、大船渡市末崎町の碁石海岸レストハウス前などを会場に開催された。地元団体による多彩なステージや食に関する出店で、来場者を歓迎。市内外から多くの人々が足を運び、ゴールデンウイーク(GW)中の観光地に大きなにぎわいが生まれた。
同まつりは、三陸沿岸の代表的な景勝地・碁石海岸の美しさを発信しようと、毎年この時期に開催。今年も帰省客や観光客、地域住民らが続々と来場した。
初日の3日は、早朝の空を雲が覆っていたが、開催式を前に太陽が顔をのぞかせた。
開催式では、実行委員長の齊藤俊明市観光物産協会長が「ステージでは多彩な催しを予定し、地元特産品の販売もある。2日間、存分に楽しんでもらえると思う」とあいさつ。祝辞を述べた渕上清市長は、先月22日に発生し、3日に鎮圧が宣言された大槌町の林野火災に触れ、被災地と被災者に心を寄せるとともに、改めて、昨年の大船渡市大規模林野火災からの復旧・復興への思いを語った。
第28代大船渡つばき娘が紹介されたあと、恒例の餅まきが行われた。
ステージでは、「岩手県住みます芸人」として活動するアンダーエイジがMCを務め、大船渡高校吹奏楽部、門中組虎舞、大船渡ストリートダンスが出演。躍動感あふれるパフォーマンスや音色で魅了した。アンダーエイジも巧みな話術で笑いを誘い、観客との掛け合いでも盛り上げた。
大船渡高校吹奏楽部の武藏亘紀部長(3年)は「人が多くて緊張した。不安もあったが、気持ち良く演奏できた。こうした地域のイベントへの出演機会も大切にしながら、これからコンクールに向けて練習に力を入れていきたい」と話していた。
曇り空の下で行われたまつりの2日目は、ナニマーラプアフラスタジオ、大船渡東高校太鼓部、LAWBLOWがステージに立ち、会場を沸かせた。
強風や雨を考慮し、両日とも碁石海岸穴通船の運航が見送られたが、遊歩道には多くの人が行き交い、新鮮な空気を味わいながら、雄大な景色を堪能していた。
カキやホタテ、ワカメなど三陸の海の幸をはじめ、グルメ販売コーナーは、充実のラインアップで来場者の食欲を満たした。
このうち、大槌町から初出店した「ふるやきそば」は、同町産のサーモンとコラボレーションした焼きそばを提供。義援金寄付への協力も呼びかけた。
店主の古屋博克さん(55)は「火災の現場からは離れていたため、私自身は無事だったが、出店をどうするか悩んでいるところだった。ようやく鎮圧が宣言され、安心してイベントを楽しめそう」と笑顔を浮かべた。
このほか、普代村のマスコットキャラクター・昆布ブラザーズが会場に現れ、来場者らと交流。碁石海岸周辺を回るスタンプラリーや、椿の里・大船渡ガイドの会によるツアーなど企画が盛りだくさんで、会場のいたるところで明るい声が響いた。また、世界の椿館・碁石と市立博物館が無料開放され、観覧を楽しむ来場者らも目立った。
4日は強風のため開催時間を短縮した。





