地域一丸 商店街彩る 世田米 天照御祖神社の式年大祭(動画、別写真あり)
令和8年5月5日付 1面
住田町世田米に鎮座する天照御祖神社(瀧本正德宮司)の式年大祭は3日、世田米商店街で挙行された。好天の下、各祭組が郷土芸能や手踊りで古くからのたたずまいを残す同商店街を練り歩き、町内外からの見物客らが3年ぶりの祭り絵巻を楽しんだ。(清水辰彦)
式年大祭は総代や世話役、各公民館、祭組などで構成する祭典委員会が主催。村社となった明治8年に始まり、旧暦の時代は3月16日、新暦になってからは4月16日に行われてきた。現在では、子どもたちに小学校で2回、中学校と高校で各1回、祭りを体験させたいとの思いから3年に1度、近年は5月の大型連休に合わせて行われている。
前日の強風から一転、午前中は穏やかな天気で絶好の祭り日和となったこの日は、神社で例祭や発輿祭が執り行われたあと、各祭組が大崎交差点付近に集合し、行列が始まった。
商店街に多くの見物客が詰めかけた中、稚児をはじめ山谷曲録や下在大名行列、立石稲荷、八坂、天照御祖各神社の神輿が連なって練り歩いたほか、小府金神楽、秋葉山と八幡神社、中沢組の各権現、柿内沢鹿踊が力強い舞で盛り上げた。
さらに、東峰、上組、下組の各祭組は女性陣が中心となる娘手踊りを披露し、華やかな着物姿での踊りが祭りを彩った。
人口減少、少子高齢化が進む中、各祭組には幅広い世代が参集した。町民だけでなく、県外からの移住者や同町と関わりのある首都圏在住者たちも加わり、一丸となって祭りを盛り上げた。
今回は、天照御祖神社の神輿の担ぎ手として、釜石市に鎮座する尾崎神社の神輿担ぎ手団体「輿衆会」のメンバーが参加。同会メンバーの佐藤哲也さん(55)=山田町出身=が現在、住田町役場建設課に勤めており、佐藤さんが仲間たちに声を掛けたところ、12人が集まった。
輿衆会メンバーたちは威勢のいい掛け声を響かせながら神輿を担ぎ、行列に活気を吹き込んだ。






