気仙の傷者数は66人に 令和7年の労災(確定値) 死者は3年連続ゼロ
令和8年5月7日付 2面
大船渡労働基準監督署(飯野洋司署長)は、同署管内(気仙)における令和7年の労働災害発生状況(確定値)をまとめた。気仙では同年、死亡事故、新型コロナウイルス感染症への罹患の報告はなく、死者は3年連続のゼロに。傷者(休業4日以上)は66人(前年比7人増)で、記録が残る昭和57年以降では令和6年に次いで少なかった。
傷者を業種別にみると、最多は製造業の20人(同1人増)。これに、建設業9人(同1人減)、畜産水産業9人(同6人増)、商業9人(同1人増)、保健衛生業7人(同2人減)、運輸交通業4人(前年と同数)、農林業3人(前年比2人増)、接客娯楽業2人(同2人増)、その他2人(同1人減)、通信業1人(同1人減)が続いた。
傷者が比較的多かった業種のうち、製造業は水産食料品製造業が7人(同4人減)と減少したものの、水産以外の食料品製造業は4人(同2人増)と増えた。また、木材・木製品等製造業4人(同2人増)などで前年を上回った。
建設業は、前年傷者がなかった土木工事業で1件発生。一方、建築工事業は6人(同1人減)、その他は2人(同1人減)と前の年から減少した。
事故の類型別を多い順にみると、「転倒」17人(25・8%)、「墜落・転落」「はさまれ・巻き込まれ」「切れ・こすれ」「交通事故」が各8人(12・1%)、「激突」6人(9・1%)、「動作の反動・無理な動作」5人(7・6%)、「激突され」4人(6・1%)、「飛来・落下」2人(3・0%)。前年最も多かった墜落・転落が8人減と半減した一方、転倒は7人増に転じた。
同署は年齢別、経験年数などの状況にも触れ、「年齢別では60代、経験年数は10年以上の労働者による労働災害が多かった。また、転倒災害のうち、つまずきによるものが最も多く、高年齢労働者の割合が高かった」と分析。
そのうえで、「高年齢労働者の割合が高い状況が続いているため、今年2月に定められた『高年齢労働者の労働災害防止の指針』に基づき、高年齢労働者による労働災害の防止について、指導や指針の周知を行っていく。また、転倒災害などの防止についても呼びかけを図っていきたい」としている。平成26年以降の労災発生状況は別表。






