森保ジャパン攻撃陣を解説 『サッカー日本代表アタッカー動作解析図鑑』 大船渡市出身の三浦哲哉さん 自身2冊目、W杯開幕に合わせ

▲ 大船渡市出身の三浦さんが2冊目の著書『サッカー日本代表アタッカー動作解析図鑑』を出版=BOOK BOY大船渡店

 大船渡市盛町出身の理学療法士で、数々のアスリートチームのトレーナーとしても活動した三浦哲哉さん(46)は、自身2冊目の著書『サッカー日本代表アタッカー動作解析図鑑』(A5判・160㌻、税込み1980円、出版社・㈱カンゼン)を出版した。森保ジャパン攻撃陣11選手の〝すごさ〟を、動作的特徴、身体的特徴の観点から図解。来月には北中米ワールドカップの開幕が控える中、三浦さんは「この本を読んで、家族でワールドカップ観戦を楽しんでもらえれば」と期待を込める。(菅野弘大)


 三浦さんは、小学3年生から大船渡高校卒業までサッカーに打ち込み、進学した順天堂大学スポーツ健康科学部で理学療法士の職業に出合った。大学卒業後からさらに4年間、専門学校に通って国家資格を取得し、現在は整形外科クリニックで理学療法士の業務に当たる。
 本業のかたわら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーとしても活動し、ラグビーのタマリバクラブ、サッカーの慶應義塾体育会ソッカー部、全日本大学選抜のほか、ユニバーシアード男子日本代表チームにも帯同し、選手らの体のケアやリハビリ、トレーニングなど、メディカル面からサポートした。
 令和6年4月には、トレーナー経験を生かした自身初の著書『サッカー フィジカルのプレーモデル』を出版。その後、同書で記した自身の理論を軸に、サッカー日本代表選手らのプレーを解説する連載「動作分析コラム」を執筆するなど、活躍の幅を広げている。
 今回出版した著書は、連載したコラムの内容をもとに、現在の日本を代表するアタッカー11選手の特徴的なプレーを詳細に解説。三浦さんが慶應義塾体育会ソッカー部のトレーナー時代に同部の監督を務めていた須田芳正氏(慶應義塾大学体育研究所教授兼所長)が監修し、世界を相手に活躍する一流選手らのプレーにおける動作的・身体的特徴、各選手の代名詞となるプレーが生み出されるメカニズムなどを紹介する。
 三笘薫選手の美しいドリブル、伊東純也選手のクロスと相手守備陣を切り裂くドリブル、久保建英選手の強靱な下半身から生まれるカットイン、上田綺世選手の体をうまく使ったポストプレーと鋭い振りのシュート──など、各選手の象徴的なプレーに焦点を当て、類いまれなる動きが実現できる理由を、分かりやすいイラストも用いながら徹底分析。三浦さんによるフィジカル面の解説に加え、須田氏による技術、戦術的な分析で、各選手の強みを余すところなく伝えている。この11選手以外にも、世界トップクラスの海外アタッカー、日本のレジェンド選手を紹介したページや、過去のワールドカップで爪痕を残した日本代表選手のプレーバック企画なども盛り込まれている。
 三浦さんは、著書出版について「自分の考えを文章にまとめると、頭の中が整理され、日々の理学療法士の業務にも経験が生きていると感じる」と意義を語り、「専門家や指導者、選手、そしてファンと、サッカーに関わる誰が読んでも楽しめる一冊になっている。今の日本サッカー界をけん引する選手だけでなく、往年の名選手にも触れており、幅広い世代に読んでもらいたい」と呼びかける。
 三浦さんの著書は、大船渡市大船渡町のBOOK BOY大船渡店で取り扱いがあるほか、インターネットからも購入できる。