機能別団員も本格運用へ 市消防団 新団員84人に辞令を交付
令和8年5月10日付 1面
大船渡市消防団(大田昌広団長)は9日、新入団員と機能別消防団員の合わせて84人に辞令を交付した。昨年度から新たに募集を行ってきた機能別消防団員に対しては初めての辞令交付となり、本格的な運用へ向けて、幹部らが期待を寄せた。
機能別消防団員は、各自の生活スタイルや得意分野に合わせて活動に参加できる制度で、全国的に導入が進んでいる。
同消防団は東日本大震災後の15年で団員数が約400人減少したことから、団員確保のため昨年度から同制度を導入。災害対応の後方支援などを行う「災害活動団員」と、ラッパ隊や纏組の活動などを支援する「活動支援団員」の募集を開始した。
本年度は、消防団員として12人が新たに入団。一方、機能別消防団員は72人が入団し、全員が災害活動団員となった。
辞令交付式は盛町の市防災センターで開かれ、幹部と新入団員合わせて40人余りが出席。新入団員に辞令書を手渡した大田団長は「地域を守るため、志を持って団に加わってくれたことに感謝する。それぞれの経験と知識を生かし、地域防災の支えとなることを大いに期待している」と訓示した。
市議を務めながら機能別消防団員として入団した1分団の渡辺徹さん(55)は、「消防団員の不足は議会でも取り上げられている。今後もどんな災害が起こるかわからない状況なので、自分も団の手伝いができたら」と話した。
式後は、大船渡地区消防組合の職員を講師に、新入団員への研修を実施。災害時と平常時の活動や、安全管理などの留意事項について説明した。
同消防団の団員数は、同日現在で652人。定数は766人で、このうち120人を機能別消防団員の定数としている。






