母子・小児対応の拠点に 訪問看護ステーション「cocolu(ココル)」 ㈱imaが市内に開所
令和8年5月12日付 7面
大船渡市でヘルスケア事業を手がける㈱ima(秋葉悠貴乃代表取締役社長)は11日、県内初の母子・小児に特化した訪問看護ステーション「cocolu(ココル)」を同市大船渡町に開所した。地方において母子や小児に広く対応した医療機関の乏しさが課題となっている中、ケアや、近くに相談できる場所を必要とする子どもとその家族を身近で見守り、支えていく訪問看護の拠点として、気仙を含む5市町で幅広く事業展開していく。(栗村勇翼)

母子・小児に広く対応した訪問看護を展開
訪問看護は、医師からの訪問看護指示書に基づき、看護師や理学療法士が直接自宅を訪問し、ケアやリハビリを行うもの。cocoluは主に、▽発達障害▽不登校▽産前産後の心身の不調▽早産・低出生体重児・双子▽医療的ケア児▽重症心身障がい児▽理学療法士による小児リハビリ──などに対応するほか、休息やきょうだい児の学校行事への参加などを助ける「お留守番看護」、退院支援も行う。
主治医や相談員、cocoluが相談に応じ、医師の診察、訪問看護指示書の発行後、cocoluで訪問頻度や時間等を検討し、サービスを開始する流れ。乳幼児とその母親、医療的ケアや理学療法士によるリハビリを必要とする子どもが利用できる。早産や低出生体重、双子などの多胎児、産前産後で心身の不調を抱えている母親など、医療的ケアが必要でなくてもサービスを受けられる。
同町地ノ森に事務所を置き、大船渡、陸前高田、住田の気仙3市町に加え、釜石、気仙沼各市で訪問看護を展開。相談に応じて、その他の地域への訪問も検討する。スタッフは新生児集中治療室(NICU)での勤務や医療的ケア児の看護など、母子・小児に関わる経験を豊富に積んできた、看護師の秋葉社長、岩沼千央さん、奥住桃子さんと、理学療法士の宮地康太さんの4人。
長年にわたって小児に携わってきた秋葉社長にとって、cocoluの開所は「念願だった」という。専門の医療機関の乏しさから、遠方まで足を運ぶ必要があったり、相談できる場所が身近になく、不安を抱えながら生活する子どもとその家族がいる問題を解決し、地方にいても安心して生活できる環境をつくりたいと、医療の地域格差解決を熱望してきた。
cocoluの存在を対応エリアを中心に定着させるとともに、持続可能なサービスを提供し、利用者を支え続けていくために、小児を専門に働きたい意思のある看護師や理学療法士、助産師などの窓口役となり、人材育成にも力を注いでいきたい考えだ。
秋葉社長は、「とにかく、子どもと母親を助けたいその一心で、ずっとやりたかったことができた。相談先の一つとして、cocoluが認知されるようになってくれたらうれしい。ともに働く看護師、理学療法士も前向きで、安心して任せられる。より役に立つ訪問看護ステーションになるため、私たちも常にスキルアップを図っていく」と話していた。
営業時間は、月~金曜日の午前8時30分~午後5時30分。土・日曜日と祝日を定休日とするが、緊急時は時間外も対応する。土曜日を営業日とする案も検討中。問い合わせは、電話(22・8540)かファクス(22・8541)、メール(imacompany2026@gmail.com)で。
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