自然に触れ 米作り学ぶ 綾里小5年生 つむぎの家で田植え体験(別写真あり)
令和8年5月14日付 3面
大船渡市三陸町の綾里小学校(冨澤広子校長、児童63人)の5年生12人は13日、同町綾里の「大小迫つむぎの家」(千田耕基代表)でもち米の田植えを行った。児童らは自然に触れながら、米作りの苦労を実際に体験し、作物のありがたさを学んだ。
同校では例年、米などの有機栽培を実践しているつむぎの家の圃場の一部を借りて田植えの体験などを行っている。
児童らは同日、千田代表らの説明で稲の苗を観察しながら、米作りの課程を学習。手植えの方法を教わり、苗の植え付けに挑戦した。
初めて田植えをする児童も多く、泥に足がとられたり、虫に驚いたりと悪戦苦闘しながら作業。圃場にすむクモなどは害虫を食べる利点があることも千田代表らに教わった。
手で苗を植えることで、米作りの大変さを学んだ児童ら。千田代表は「昔は人が1列になって苗を植え、厳しい作業の中で歌を歌った。それが今、民謡の田植え歌にもなっている」などと話し、古くから人々の苦労によって米が作られてきたことを伝えた。
一方、各地で田植えが進んでいる同日は、圃場の周囲で田植え機も見られ、児童らは機械によって現在では省力化が進んだことも学んだ。
佐藤瑛心さんは「手植えは手間がかかるけど、その分気持ちも込められると思うから、おいしく育ってほしい。米が実ったら、きなこもちにして食べたい」と話した。
つむぎの家が管理する小迫川流域一帯の里山は、大規模林野火災で被害を受け、動物の生息や植生の回復を図っている。千田代表は「シカは若干減った印象がある。一方でイノシシの被害が増えており、防護ネットを破かれたり、植物の根を食べられたりしている」と話し、警戒を強める。






