多彩な商品取りそろえ歓迎 大船渡東高農芸科学科 スプリングフェスタ開幕 きょうまで(別写真あり)
令和8年5月15日付 3面
大船渡市の県立大船渡東高校(今野晋校長、生徒201人)の農芸科学科34人による「スプリングフェスタ」は14日、立根町の同校萱中いこい農場でスタートした。生徒らが日頃の授業や実習の中で育てた野菜、花の各種苗、盆栽、加工品などの多彩な商品を販売。初日はあいにくの天候となったが、多くの地域住民らが足を運び、買い物と生徒との交流で笑顔を広げた。
生徒の経営管理技術の習得や農業生産物の販売を通じた地域貢献につなげようと毎年開催している恒例行事。同学科の生徒らが実習活動の中で育てた良質な野菜苗、花苗と、製造した造園品、加工品などが手軽に購入できることから、毎年多くの人が詰めかける。
同日は、開場前から多くの地域住民が来場し、駐車場はあっという間に満車状態に。来場客は、野菜、花、造園、加工品の各ブースを回ってお目当ての商品を買い求め、会場に活気が生まれた。
三陸町綾里から訪れた60代女性は「昨年も、ここで買った野菜苗をプランターで植え、立派に育ってくれた。花苗も含めて、今年も良いものが買えた」と笑顔。陸前高田市高田町から足を運んだ70代女性は「昨年初めて来て、とても良かったのでまた今年も来た。苗が本当に立派。キュウリやナス、カボチャなど、買った苗を育てるのが楽しみ」と話した。
各ブースでは、担当班の2、3年生を中心に、会計や案内、荷物運びにあたった。ピーマン、キュウリ、ナス、ミニトマトといった野菜苗が販売された温室には、順番待ちの長蛇の列が生まれ、温室内も来場客でごった返すほどの根強い人気ぶりを見せた。
花苗ブースでは、ジニア、ベゴニア、アリッサムといった多彩な品種が並び、人気のオステオスペルマムは多くの人が手に取った。来場客からの質問に授業で培った知識を生かして答える生徒の姿も見られ、商品を含めた学びの成果を伝えた。
草花班の滑川友香さん(3年)は「種まきから花が咲くまでの過程を楽しみにしながら、丁寧に管理してきた。たくさん買っていただけてうれしい半面、売れていく寂しさもある。でも、花苗を見て『かわいい』『きれい』と言っていただけると、やっぱりうれしい」とほほ笑んだ。
造園ブースには、生徒手製の苔玉やミニ盆栽、ツバキ苗などが並んだ。造園班の野口晃さん(同)は「自分たちが作ったものを見て、買ってもらえるとうれしいし、その感謝も伝えたい。お客さま自身で育てて楽しんでもらいたい。2日目もあるので、野菜や花だけでなく、造園の方にも足を運んでいただければ」と呼びかける。
加工品は、同校のブランド「若竹みそ」とイチゴ、ユズのジャムを販売。数に限りがあるとあって、早朝から順番待ちの列が生まれ、開場から10分ほどで同日の販売予定数が完売した。
食品製造班の武田凛音さん(同)は「おいしいと思って、商品をリピートしてもらえるように、衛生管理に気をつけながら作った。すぐに完売してうれしい。2日目も友達などを誘ってたくさんの方に来ていただきたい」と話した。
同フェスタは15日も開催。時間は午前9時30分〜正午で雨天決行。






