大好きな海をきれいに 大野海岸で清掃活動 地震・津波想定し避難訓練も(別写真あり)

▲ 砂浜の流木を運ぶ広田小の児童

大津波警報の発令を受けて避難行動を開始

 陸前高田市広田町の大野海岸で2日、広田小学校(吉田和浩校長、児童90人)と市などによる海岸清掃と津波避難訓練が行われた。7月18日(土)に予定している海開きを前に、参加者らが砂浜の環境美化に汗を流したほか、海辺にいる際の地震発生を想定した避難訓練にも取り組み、有事に命を守る行動を再確認した。
 大野海岸での清掃活動は、同校や地域が一体となって毎年実施。東日本大震災発生後は、大地震と津波発生を想定した避難訓練も併せて行っている。
 同日は、広田小の全校児童と県立高田高校海洋システム科の生徒、児童の保護者らを含む町民有志、市、市観光物産協会などから約200人が参加。広田小JRC委員長の村上莉桜さん(6年)は開会式で「清掃活動は、大好きな海とそこにすむ生き物たちを守るため、私たちにできる第一歩。力を合わせて大野海岸をきれいにしよう」と呼びかけ、清掃活動に移った。

 グループに分かれて砂浜に入った参加者らは、漂着したごみや流木、海藻などを次々と拾い集めた。防潮堤から伸びた雑草も丁寧に除去し、より美しくなった海岸の様子に充実した表情を見せた。
 午前11時15分には、防災無線で訓練放送が流れ、地震発生の知らせを受けた児童らは、その場で「ダンゴムシのポーズ」を取って身を守った。大津波警報発令の放送が鳴ると、海岸から高台の大野公民館へと徒歩で移動し、避難ルートや避難時の合言葉「おはしも」(押さない、走らない、しゃべらない、戻らない)を確認しながら、安全な避難行動につなげた。
 避難は約20分で完了。市防災課の大友真也課長は「『おはしも』の約束を守り、落ち着いてすぐ行動を開始できていた。地震や津波はいつどこで起きるか分からない。身を守り、すぐ避難することが何よりも大切」と講評した。
 広田小の斎藤俊佑さん(6年)は「海岸をきれいにしたいと思って取り組んだ。たくさんの観光客に来てもらいたい」と期待を込め、「いざという時にちゃんと逃げられるように訓練した。地震や津波が来たら、落ち着いて行動したい」と約束した。
 高田高の佐々木徠禅さん(2年)は「地域に出て訓練をすることで、いざという時のイメージがつきやすいと思う。子どもたちや地域の方々と一緒に活動することは、とても意義がある」と話していた。