交流拠点の継続願う 上有住・よりあいカフェ「あんるす」 開設10周年記念し式典 利用者や運営関係者ら出席して(別写真あり)

▲ 「あんるす」の10周年を祝い合う地域住民や運営関係者ら

 住田町社会福祉協議会(泉田義昭会長)などが運営する中心型よりあいカフェ「あんるす」の開設10周年記念式典は10日、上有住字八日町の上有住集会センター内の同カフェで開かれた。週1回開かれるカフェの利用者や運営関係者らが集まり、10年間の歩みを振り返りながら、誰もが笑顔で通える地域の交流拠点の継続を願った。(阿部仁志)

 

 よりあいカフェは、高齢者や障害者、その家族ら誰もが寄り合い、交流することで、介護予防や社会参画を促す場。町社協の地域福祉活動計画の重点事業の一つで、平成27年から各地に設けられてきた。
 あんるすは、町社協や町地域包括支援センター、地域ボランティアが中心となって運営する「中心型」のカフェ3拠点のうちの一つ。平成28年6月に上有住の高齢者生活福祉センター「アンルス」でスタートし、30年5月からは「住民がより歩いてきやすい場所に」と上有住集会センターに会場を変更。毎週水曜日に開設し、お茶会や季節行事などで交流の輪を広げている。
 開設10周年を記念するこの日の式典には、町や社協の関係者、ボランティアを含む20人余りが出席。
 泉田会長は「多くの皆さまとご支援、ご協力のもと歩みを重ねてこられたことに感謝。これからも地域の憩いの場として末永く発展し、多くの笑顔と出会いが生み出されていくことを祈念する」とあいさつ。
 町地域包括支援センターの石崎由起子次長は「新型コロナウイルスの影響もあった中、活動を絶やさずに続けられていることは、ひとえにスタッフ、ボランティアの皆さんの協力、参加者のみなさんの理解があってこそ。これからも地域のよりどころとなるように」と祝辞を述べた。
 その後、泉田会長が、あんるすの運営を支えてきたボランティア3人へ感謝状を贈呈。健康講座では、一関市の健康運動指導士・藤野恵美さん(70)が講師を務め、音楽に合わせた簡単な運動を通じて笑顔を届けながら「これからも皆さんが元気でカフェに通えるように」と願った。
 「10周年記念スライドショー」の上映では、あんるすの思い出のスナップを全員で鑑賞。開設初日から現在に至るまでの季節行事の様子、過去にカフェに通っていた人たちの顔ぶれ、笑顔を眺めた参加者らが「とても懐かしい」「こんなこともあったね」と会話を弾ませた。
 上有住の90代女性は「普段は1人暮らし。ここに来れば、みんなとしゃべったり、笑ったりできる。長生きできているのはあんるすのおかげ」とほほ笑んだ。
 町社協の菊池和子総務課長は「カフェ運営は、スタッフだけ、住民だけということでは成り立たない。これからも、何歳になっても元気で通えるカフェでありたい。住田町が、小さな町でも楽しい町だということを若い人たちにも知ってもらいたい」と話していた。