興味持つきっかけに 来年度入学者募集ポスターが完成 住田高 校内で発表会 魅力や生徒の個性発信

▲ ポスター完成を祝す生徒ら

 住田町の県立住田高校(水上弓枝校長、生徒57人)の来年度入学者募集ポスターが完成し、23日に校内で発表会が行われた。学校の魅力や生徒の個性が伝わるポスターに仕上がり、出席者らが「多くの人が住田高校に興味を持つツールになるように」と願った。
 ポスターは、住田町教育委員会が同町の一般社団法人・邑サポート(奈良朋彦代表理事)に制作を委託。邑サポートメンバーや、町と関わりが深いプロカメラマンの田頭真理子さん=東京都在住、まちづくりに携わる一般社団法人SUMICAで制作チームを組み、今月上旬に完成させた。
 ポスターは、キャッチフレーズ「わたしは、宇宙にただひとり。」の文字を中央に据え、その周囲を囲むように12人の生徒それぞれの写真を配したデザイン。令和5年から「印象に残りやすくなるように」と同じデザインを引き継いでおり、今年は、生徒が着る制服やポロシャツについている校章のワッペンの色を参考に、濃いピンクをテーマカラーにした。
 モデルの生徒は、地域性や男女比に加え、全国から生徒を受け入れる「地域みらい留学」で入学した生徒も含め、全体のバランスを踏まえて選定された。写真には、一人一人の個性や好きなものを反映させ、自然豊かな環境や学校の特色などを表現した。
 発表会には、松高正俊教育長や学校関係者、モデルになった2、3年生、メディア関係者ら合わせて約20人が参加。奈良代表理事が今回のポスター制作の概要を説明したほか、生徒らは自分たちの学校について「生徒一人一人をリスペクトしてくれる」「元気な人がたくさんいて明るい」「みんな個性豊か」とそれぞれ魅力を語った。
 本年度入学者数が13人で募集定員40人の半数を下回り、今後の存続が危ぶまれる厳しい状況にある同校。ポスターが、町内外に住田高の存在をアピールし、入学者増につながる一つのツールとなるよう期待がかかる。
 ポスターはA2判で200枚作製。気仙や釜石市、遠野市の中学校、商業施設、公共施設などに配布している。ポスターには、住田高校の取り組みを紹介した新聞記事などを閲覧できるQRコードも掲載している。
 深野昂樹さん(3年)は「ポスターは、さわやかで明るい印象。住田高校では自分の好きなことができる、ということが見る人に伝わってほしい」と願っていた。