「市民感謝チケット」販売中 高田松原花火実行委 自由席6600円を1000円で 市内小中学生の無料招待も計画

▲ 新たな花火大会への来場を呼びかける実行委の大坂委員長㊧ら

 陸前高田市の高田松原花火実行委員会(大坂智央委員長)は、10月11日(日)に高田町の高田松原運動公園で初開催する花火大会「高田松原花火2026」の市民特別割引「市民感謝チケット」の販売を始めた。通常6600円(税込み)の自由席が、市民に限り特別価格の1000円(同)で購入可能で、同実行委では市内小中学生の無料招待も計画している。当日花火を打ち上げる煙火店も決定。新たな一歩を踏み出す大会に多くの市民の来場を促し、地域の盛り上げを図る。(菅野弘大)

 同実行委は、昨年5月に中止となった三陸花火大会において、当日出店・出演する予定だった地元事業者を中心とした市民有志が開催した代替イベント「陸前高田 名前のないまつり」の企画メンバーらが母体。同イベント開催後も連携を取り続け、今年4月に正式に実行委を立ち上げ、新たな花火大会の開催を発表した。
 開催にあたっては、市をはじめとした市内関係団体と協力協定を締結のうえ、準備を進める。開催時間は正午〜午後9時で、会場となる同運動公園にはフードやスポンサーなどの各ブースを設置する計画。花火の打ち上げは、午後7時から1時間を予定し、花火と音楽を融合させるミュージックスターマインを中心とした構成で盛り上げる。打ち上げる場所も、安全面に配慮しながら観客席に近い位置に設定し、観客がより迫力を感じられる工夫を施す。
 花火の観覧チケットは▽みんなの花火エリア(自由席、6600円)▽同学割(同、5500円)▽同とっておき(同、8800円)▽わたしの花火エリアシングル(指定席、2万4200円)▽同ペア(同、4万7400円)▽シングル座席(同、1万3200円)▽ペア座席(同、2万5400円)▽特別指定マスシングル(区画指定席、1万1000円)▽同ペア(同、2万1000円)▽グループサイト(同、3万5000円)▽カメラエリア(自由席、1万1000円)▽ドライブビュー車高2・0㍍以上(先着順、4万5000円)▽同車高2・0㍍未満(同、3万5000円)▽キャンプサイト1DAY(同、6万円)▽同2DAY(同、6万5000円)──の15種類を用意。車で来場する際は、チケット代とは別に駐車場チケット(3000円)が必要で、観覧チケットとのセット購入(ドライブビュー除く)が必須となる。
 市民特別割引は、みんなの花火エリア自由席(6600円)を格安の1000円で販売。販売場所はアバッセたかた(午前11時~午後5時30分)、ほんまるの家(午前10時~午後5時)、合同会社bigap(チャレンジショップ内、平日午前11時~午後5時30分)の3カ所で、窓口で本人確認書類を提示する必要がある。1人4枚まで購入できるが、数量限定のため、なくなり次第終了となる。
 このほか、市内小中学生の無料招待も計画。想定人数は901人分で、7月上旬をめどに市教育委員会を通じてチケットを配布する予定。
 また、花火打ち上げを担当する煙火店は、同市で行われた過去の花火大会でのつながりや、市民らの熱い要望をもとに協議を重ね、㈱マルゴー(山梨県)と㈱ワキノアートファクトリー(福岡県)の2社に決まった。
 大坂委員長(29)は「多くの人たちに大会に関わってもらいたい」と思いを語り、「陸前高田に足を運んでもらう機会がないと、まちが止まってしまう。花火大会でも、ほかのイベントでも、みんなが喜ぶような機会をつくり、それが交流人口やまちの活気を生むことにつながる。この大会を成功させれば、同じ方向を向いてくれる人も増えていくはず。そうなるまで、辛抱強く自分たちにできることをやっていく」と力を込める。
 高田松原花火に関する情報は、同実行委のXやインスタグラムなどのSNSで随時、情報を更新している。観覧エリアやチケットの詳細は、公式ウェブサイトで確認できる。