夏の風物詩 アユ釣り解禁 気仙川 県内外から多くの釣り人(別写真あり)

▲ 気仙川でアユ釣りを楽しむ釣り人ら=住田町世田米

 陸前高田市と住田町を流れる気仙川で1日、アユ釣りが解禁された。県内外から訪れた多くの釣り人が、今季初日の釣果を求めて思い思いにさおを振り、川辺には夏らしいにぎわいが広がった。
 同町上有住の高清水山に源流がある気仙川。アユ、ヤマメ、イワナなど魚類の宝庫として知られ、春から秋にかけ多くの釣り人でにぎわう。
 アユ釣りは、毎年7月1日に解禁される夏の風物詩。シーズン初日となったこの日は、解禁時刻の午前4時を過ぎると、川の流域各所で、県内外から訪れた釣り人の姿が見られた。
 絶好の釣り日和となった中、陽光を受けてきらめく清流に入り、釣り糸を垂らした釣り人たち。おとりのアユに絡んできた野アユを釣る〝友釣り〟で、魚との駆け引きや、掛かった瞬間に伝わるさおの感触を楽しんだ。
 20代からアユ釣りを続けているという遠野市の山中邦世さん(75)は午前6時ごろ、住田町世田米の瀬音橋付近に狙いを定めた。「アユは数が見られ、初日としては良い条件という印象。今はまだ水温が低いので、これから昼に向けて上がってくればもっと釣れやすくなると思う。きょうはきままに楽しみたい」と話していた。
 気仙川漁協によると、同日は約600人の釣り客が訪れ、「昨年より多く、特に、上流側に釣り人が集まった」という。水量が比較的多く、午前中の序盤は「あまり釣れない」という声も聞かれたが、午前10時以降は水温が上がって釣果も上向いた。18~20㌢ほどの良型の個体も確認された。
 同漁協では釣り人に対し、公式ホームページなどで遊漁規則や駐車ルール、マナーの順守、クマへの注意を呼びかけている。