及川選手(陸前高田市協会)が初優勝 日本ベテランズ国際柔道・女子個人戦45~49歳・78㌔以下級 すべて一本勝ちで頂点に
令和8年7月8日付 7面
日本ベテランズ国際柔道大会(第20回マスターズ柔道大会、全日本柔道連盟主催)はこのほど、埼玉県上尾市のリプロ武道館で開かれ、試合の部・女子個人戦の45~49歳・78㌔以下級に出場した陸前高田市柔道協会所属の及川まどか選手(45)=一関市=が見事、優勝を飾った。初出場ながら、経験と技術を発揮してすべて一本勝ちし、初めての頂点に立った及川選手は優勝を喜び、新たな大会への挑戦に闘志を燃やしている。(三浦佳恵)
大会は、30歳以上の柔道愛好者を対象に、日頃の成果を競い合い、友好・親睦を深めてもらおうと開催。世界各地から愛好者が集まり、試合(個人・団体)と形競技の各部で頂点を競い合う。
女子個人戦の45~49歳・78㌔以下級には、及川選手と香港、東京の選手の計3人が出場。及川選手以外の2人は香港、ドイツと海外出身者で、外国人との対戦は初めてだったという。
試合は総当たり戦で行われ、及川選手は香港の選手を相手に一本背負い投げ、ドイツ出身の選手には横四方固めと、いずれも一本勝ちで頂点を手にした。
「けがもあり、技の面で不安もあった。それでも自分が持てるものをすべて出そう」と臨んだ及川選手。香港の選手は身長と重心が低く、最初は寝技を狙っていったが、思い切って背負い技に切り替えて仕掛け、見事一本勝ちを収めた。
一方、ドイツ出身の選手は高身長で手足が長く、力もあるタイプ。相手がひざをついたすきをついて寝技に切り替え、勝利を引き寄せた。
長年の柔道生活で培った経験と技術が生き、手にした金色のメダルに「初出場での優勝はなかなかないと聞き、うれしかった」と及川選手。県勢でも唯一の優勝者となり、「海外の選手との対戦は初めてで警戒もしたが、思うように技をかけることができた。けがもなく試合を終えられてよかった。楽しかった」と充実した表情を見せる。
高田町出身で、現在は一関市から稽古に通い、後進らへの指導にも力を入れる。ふるさとの子どもたちにさまざまな技を教え、柔道を楽しんでもらいたいと柔術を学ぶなど、専門知識や技術を習得している。
今後については、「来年、世界マスターズ大会が日本で開催される予定。次はこの大会に挑戦したい」と決意を新たにしている。
ベテランズ大会では、男子個人戦の30~34歳・100㌔超級に出場した陸前高田市出身の畠山将京選手(34)=東京都=も優勝した。






