心震わす音楽で街に活気 ケセンロックフェスが開幕

▲ 多くの来場客で盛り上がるメインステージ

 音楽の祭典「ケセンロックフェスティバル」(KRF、同実行委員会主催)は18日、大船渡市大船渡町の夢海公園を主会場に開幕した。昨年に続き、2日間開催が実現。初日はメインステージにオープニングアクト含め計9組が出演し、心震わせる音楽やパフォーマンスで中心市街地に活気をもたらした。19日まで。(阿部仁志)

 

 KRFは、国内外で活躍する著名なアーティストらが集う恒例イベント。実行委を構成する気仙の住民が中心となり運営し、東日本大震災や大規模林野火災で被害を受けた地域の復興、活性化を後押ししようと、人気アーティストが集結するロックフェスとして定着している。
 平成20年に大船渡市で開いた「OFUNATO ROCK FESTIVAL」を前身とし、翌21年から令和元年までは住田町の種山で開催した。2年は準備期間として開催を見送り、その後コロナ禍で休止も挟んだが、6年に大船渡で1日開催として復活。昨年は2日間開催で〝完全復活〟を果たした。
 今年も2日間の会期で、近隣の商業施設の協力も得て開催。同公園に設けたメインの「KRFステージ」(有料)と、キャッセン大船渡内に設けた「キャッセンステージ」(無料)の二つのステージを用意し、多様な人がアーティストらの熱に触れられるようにした。
 初日のメインステージは、ファンにはおなじみとなった音楽ジャーナリストで実行委メンバーとも親交が深い鹿野淳氏のDJステージで開幕。会場を大いに温めた後、「locofrank」「FRONTIER BACKYARD」「Nothing’sCarved In Stone」「OAU」「LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS」「MONOEYES」「ストレイテナー」「THE BACK HORN」の8組が熱い音楽パフォーマンスを繰り広げ、朝からの曇り空を吹き飛ばすかのような歓声や手拍子が飛んだ。
 イベントステージ周辺や付近の駐車場エリアでは、気仙の特産品コーナーや飲食店ブース、物販テントも充実。2日間限りの空間を来場客らが思い思いに楽しみ、夏の思い出にした様子だった。
 宮城県登米市の阿部良さん(38)は「ケセンロックフェスには10年以上来ていて、今回も出だしから最高。全国各地のフェスに行っているが、ケセンロックフェスはアットホームで、距離が近い感じがいい。この2日間、大船渡を楽しみたい」と晴れやかな表情を浮かべていた。
 19日のメインステージは、午前9時30分から大船渡東高校太鼓部などのオープニングアクトに続き、「JUN SKY WALKER(S)」「10─FEET」「FUNNY THINK」など8組が出演する。