夏の幕開け告げる群舞 チャオチャオ道中おどり 昨年上回る約340人参加(別写真あり)

▲ 中心市街地ににぎわいを生み出した「チャオチャオ陸前高田道中おどり」(18日)

 陸前高田商工会青年部(覚張あゆみ部長)主催の「チャオチャオ陸前高田道中おどり」は18日夜、陸前高田市高田町の本丸公園通りで行われた。コロナ禍での休止を乗り越えて一昨年復活し、昨年から本来の道中おどり形式に戻り、同日は子どもからお年寄りまでの幅広い個人、団体がそろいの演舞を披露。会場では「お天王さま夏祭り」も開かれ、多くの市民でにぎわう中、陸前高田の夏の幕開けにふさわしい活気を呼び込んだ。(菅野弘大)

 

 チャオチャオ陸前高田道中おどりは、市制施行40周年記念の音頭『チャオチャオ陸前高田』を地域に広めようと、平成8年から毎年開かれてきた夏の恒例行事。主催の市観光物産協会は令和2年以降、コロナ禍を踏まえて開催を見送ってきたが、同6年、輪踊りの新しい形式で5年ぶりに復活させた。
 昨年からは、にぎわいの相乗効果を生み出そうと、陸前高田商工会青年部による「お天王さま夏祭り」の中に組み込み実施。形式も本来の道中おどりに戻した。
 踊りは2部制で、事前申込制の第1部には、昨年より2団体多い16団体約340人が参加。『チャオチャオ陸前高田』『陸前高田音頭』『寄さこい見さこい陸前高田』の3曲で、華やかな群舞を繰り広げた。
 日が落ちてくると、会場につるされた赤ちょうちんの明かりが浮かびあがり幻想的な雰囲気をつくり出した。沿道は大勢の観客で埋め尽くされ、知り合いに声をかけたり、写真を撮って一夏の思い出を楽しむ様子が見られた。
 参加団体のうち、市営住宅中田団地は、多世代約30人がそろいの白い浴衣で息を合わせた。毎年参加する人数が増えており、今年も本番に向けてこつこつと練習を重ねてきた。
 参加した佐々木スマヨさん(77)は「住民同士みな仲良しで、毎年楽しみにしている行事。人数も少しずつ増えていて、踊りの覚えが早く、団結がすごい。来年もさらに仲間を増やして参加したい」と笑顔を見せた。
 誰でも自由に参加できる第2部も、1部に参加した団体に飛び入りの市民らが交ざり、それぞれの楽しみ方で体を動かした。
 歩行者天国として開放された会場では、お天王さま夏祭りとして多くの飲食出店があり、太鼓やダンス、歌などの多彩なステージイベント、餅まきで盛り上がった。19日には、今年数年ぶりに復活した「3×3バスケットボール大会」が開かれ、若者による熱戦が繰り広げられた。
 20日は、バンドやゴスペルなどの歌、日本舞踊によるチャオチャオステージが催され、活況を呈した。