ラジオ体操で健康づくり 世田米学童クラブ 夏休み期間に毎日実施へ

▲ ラジオ体操の動画撮影に臨む児童ら

 住田町世田米の世田米学童クラブ(佐々木康行会長)は、小学校の夏休み期間の毎日午後3時にラジオ体操を行う。同時刻に防災無線でラジオ体操が流れる住田ならではの環境で、子どもたちがのびのびと体を動かし、健康づくりにつなげる。
 同クラブは、世田米の町生活改善センターを拠点とし、普段は世田米小学校の児童らが平日の放課後に利用。25日から8月19日(水)までの夏休み期間中は、土・日曜日も運営する。
 夏休み中にラジオ体操へ取り組むことになったのは、地元の住田郵便局(残間潤局長)から「全国小学生ラジオ体操コンクール」(㈱かんぽ生命保険など主催)への参加を勧められたことがきっかけ。児童の健全育成を応援し、動画の応募団体に賞を贈る同コンクールの趣旨に賛同して、近年見られなくなった「夏休みのラジオ体操」に初挑戦する子どもたちの姿を応募することに決めた。
 23日は動画の撮影日で、ラジオ体操が分からない子どもたちに『ラジオ体操第一』を教える日にも設定。同センター近くの農林会館に児童約60人が集まり、世田米在住のスポーツトレーナー・野田優樹さん(38)から指導を受けた。
 野田さんは、約100年にわたるラジオ体操の歴史を伝えたうえ、実際に体を動かしながら動き方を説明。子どもたちは、手を指先までしっかり伸ばしたり、かかとを上げての動作など、野田さんの動きをまねしながら覚えた。
 何度か通し練習を行ったあとは、動画を撮影。児童らは、野田さんから教わったポイントを押さえながら音楽に合わせて元気よく体を動かした。
 児童らは、継続の目標として、体操をした日ごとにシールを貼るラジオ体操カードも受け取った。夏休み期間中は、町の防災行政無線で午後3時に流れるラジオ体操に合わせて体操を行う。
 今野華さん(5年)は「ラジオ体操を今回みたいに大勢でやる機会はなかったので、うれしかった。今日教わったことを忘れず、夏休み中もしっかり体操をしたい」と話していた。
 残間局長(62)によると、同町の防災行政無線でラジオ体操が放送されるようになったのは、50年ほど前からという。「住田の一つの文化になっているという点でも、ラジオ体操の輪を広げたい。子どもたちには、ぜひこれからも体操を続けてもらいたい」と願っていた。