老若男女の活気に満ちる 住田町夏まつり 地域つなぐイベント多彩に
令和8年7月26日付 7面
住田町夏まつり(実行委員会主催)は25日、世田米の農林会館前を主会場に開かれた。ぐずついた天候となったが、多くの地域住民が来場し、イベントエリアでの多彩な出し物の鑑賞、屋台巡りなどを満喫。老若男女が夏の風物詩を楽しみ、地域のつながりも感じながらにぎやかに過ごした。(阿部仁志)
まつりは例年7月末に開かれる恒例行事。今年も町の活性化、町民の親睦交流を目的に、観光協会や商工会、地域団体、警察、消防などの関係者らでつくる実行委(会長・佐々木慶逸町観光協会長)が準備を進めてきた。
この日は、同会館前に設けられたイベントエリアで世田米保育園児が踊りを披露し、まつりがスタート。次いで、音楽ライブや郷土芸能、景品が当たる福引菓子・餅まき、町民手踊り、五葉山火縄銃鉄砲隊による行進・演武などが繰り広げられ、天候に恵まれない中でも多くの来場者でにぎわいを見せた。
今年で創立60周年の町観光協会が町PRキャラクター・すみっこをモチーフに制作した『住田すみっこ音頭』の披露の場では、振り付けを考えた地元の住田高校生と、上有住、下有住両地区の子どもたちが踊りを発表。
また、町民に同校の魅力を知ってもらおうと、学校での取り組みを発表する生徒らの姿もあり、若者たちが住田に対する郷土愛を伝えた。
出店エリアには県内外の店舗が集結し、まつり定番の飲食物の販売や、縁日の遊びコーナーなどを展開。300枚用意したオリジナルうちわの配布や、同協会が手がけた手踊り参加者向けのミニタオルプレゼントも好評を博し、心温まるもてなしが来場者らの笑顔を誘った。
夜には、旧昭和橋より上流の河川敷から花火が打ち上がり、町を明るく照らした。空を見上げた来場者らは、日々の忙しさをひととき忘れ、夜空に咲く大輪から明日への活力を受け取った様子だった。
同町の夏まつりは昭和中期、世田米を流れる気仙川に架かる昭和橋のたもとでカラオケ大会を開催したのが始まりといわれる。令和2、3年は新型コロナウイルスの感染防止の観点から中止したが、4年に規模縮小で再開。5年から通常開催されている。






