母校の「ゆずジャム」活用 ロレーヌの「柚子香るレモンタルト」 期間限定で販売中 東高卒のシェフ・佐藤飛勇さんが考案
令和8年7月29日付 7面
大船渡市赤崎町に店舗を構える「西欧菓子・ロレーヌ」(佐藤充弘代表)の商品ラインアップに、県立大船渡東高校農芸科学科が手がけた「ゆずジャム」を活用したケーキ「柚子香るレモンタルト」が期間限定で加わっている。同校食物文化科卒の同店シェフ・佐藤飛勇さん(27)が考案した商品で、ゆずジャムの香りを生かした夏にぴったりの爽やかな一品。同校から購入したゆずジャムの在庫がなくなり次第終了するため、「早めにご購入いただければ」と呼びかけている。(新沼麻波)
同校卒業後、東京のホテルやケーキ店で修業し、昨年3月から実家のロレーヌで腕を振るっている飛勇さん。父の充弘さん(58)とともに、同校食物文化科の洋菓子講習会で講師を務めるなど、母校の取り組みにも協力している。
同校農芸科学科の食品製造班が地元のユズを使用して作ったゆずジャムとは、こうした母校との縁の中で出合った。その味わいを気に入った飛勇さんは、「ゆずジャムを使った商品を作ってみたい」と考え、瓶詰めを20個購入した。
その後、パッションフルーツのタルトを試作していた際に、味の物足りなさを補おうとゆずジャムをのせたところ大当たり。パッションフルーツから原価の安いレモンに切り替えたうえで、レモンタルトの上にゆずジャムをのせ、生クリームとオレンジを添えた新作ケーキを作り上げた。
「柚子香るレモンタルト」と銘打ったケーキは、口いっぱいに広がるユズの香りと、レモンとオレンジの甘酸っぱい味わいが魅力の商品。6月下旬から販売を開始したところ、爽やかな見た目に引かれて購入する人のほか、「大船渡東高校のゆずジャムを使用」という紹介文に反応して買い求める人も見られるという。
「レモンタルトを引き立てるためにゆずジャムをのせたつもりが、ユズの香りが強すぎてレモンタルトが脇役になってしまった。それでも、おいしかったのでそのまま商品化した」と、笑いながら〝製作秘話〟を語る飛勇さん。柚子香るレモンタルトの出来栄えについて、「ユズの香りが前面に出ている商品。ボリュームがあるので、1個でも満足してもらえると思う」と、味だけでなく食べ応えにも自信をのぞかせる。
今回の販売はゆずジャムの在庫がなくなり次第終了するが、「また購入することができれば、ゆずジャムを組み合わせた新しいケーキを考案したい。アイデアは何個かあるので、面白い組み合わせをいくつか試して、おいしければ新商品に」と、引き続きゆずジャムを活用した商品作りに前向きな姿勢を見せる。
レモンタルトは1個600円(税込み)。基本的に5~6個を店頭に並べ、売れ行きを見て追加している。残っていれば取り置きにも対応するほか、5個前後であれば予約を前日まで受け付ける。大量購入を希望する場合は要相談。
同店は月曜定休。営業時間は午前10時~午後7時。問い合わせは同店(℡26・6228)へ。






