住みよいまちへ語り合う 市長が座談会 子育て世代や商工業・観光関係者と

▲ 子育て世代の市民・子育て支援関係者を対象に行われた「おおふなとーくルーム」

 大船渡市主催の「おおふなとーくルーム~市長と語る座談会~」は27日、市内2会場で開かれ、渕上清市長が子育て世代の市民・子育て支援関係者や、商工業者・観光関係者と住みよいまちの形成、地域経済活性化を見据えて意見を交わした。
 子育て世代、子育て関係者向けは、盛町の市こども家庭センター「DACCO(だっこ)」(サン・リアショッピングセンター内)で開かれ、10人が参加。▽市の強み・弱み▽行政に期待すること▽将来こうあってほしい大船渡──をテーマに懇談した。
 「市の強み」に関して、参加者は「自然に恵まれていて海の幸がおいしい」「長男が生まれた10年前と比べて子育て支援に力が入っているととても感じる」などと発言。「弱み」では「若い人たちの働く場がない」「未就学児の遊ぶ場は充実しているが、小学生、中学生、高校生と年代が上がるにつれて遊ぶ場が減っている」という指摘が聞かれた。
 「行政に期待すること」では、「子育て世代のお母さんの中には起業したいという人が結構いる。もう少し後押しになる支援があるといい」という注文も。市外出身の子育て世代の一人は「他自治体に比べて市民と行政との距離が近い。このまま市民に寄り添った行政であってほしい」と要望した。

商工業者・観光関係者を対象に行われた「おおふなとーくルーム」

 一方、商工業者や観光関係者向けは盛町のシーパル大船渡で開催され、8人が参加。▽市の強み・弱み▽まちのために、これから取り組みたいこと▽行政に期待すること──を柱に語り合った。
 「市の弱み」を巡っては、複数の参加者が市と県内内陸部などを結ぶ「交通アクセス」を課題に挙げた。「行政に期待すること」では、商工業者の一人が「この地域の企業にお金を落とさないと、地域外に出て行き、市の経済が弱っていくだけ。そのことを改めて情報発信していってほしい」と地域内経済循環の促進を求めた。
 渕上市長は「地域経済活性化と子育て支援は非常に重要。皆さんからさらに深い意見を聞き、市の取り組むべき施策に一つでも二つでも反映させたい」と意欲を語った。
 「おおふなとーくルーム」は市政全般に関する現状や今後の課題について、市民から意見を聞き、施策の検討に生かすことを目的に昨年度始まったもの。分野別に実施しており、本年度は今月23日から28日までに4回開いた。