地域の図書室盛り上げよう 世田米小の児童らで発足 ボランティア「ま~ぶるキッズ」(別写真あり)

▲ 「ま~ぶるキッズ」のメンバーとなった地元の小学生ら

 住田町世田米の中央公民館図書室の運営支援に取り組む図書ボランティア「ま~ぶる」(松田千秋代表)に29日、キッズ部門の「ま~ぶるキッズ」が発足した。メンバーは世田米小学校の児童7人。同日は町役場での任命式に臨み、子どもならではの視点で〝みんなの図書室〟を盛り上げることを誓い合った。(阿部仁志)

 

 任命式は役場会議室で行われ、ま~ぶるキッズのメンバー全員と、ま~ぶる、同公民館の関係者らが出席。はじめにユニホームTシャツの支給が行われ、ま~ぶる会員の近江梓さん(住田中3年)と、同じく会員でま~ぶるキッズのリーダーも務める佐藤虎徹さん(世田米小6年)が、新たな仲間6人に黄色いTシャツを手渡した。
 次いで、松田代表(66)が「子どもたちの意見を聞き、住田の図書室に、もっと多くの人が足を運びたくなるような取り組みをしていきたい。どんな場所になれば良いか、皆さんの考えをどんどん教えてください」と活躍に期待した。
 このあと、ま~ぶるは町PRキャラクター・すみっこがあしらわれた特別仕様の貸し出し用手提げバッグ10個を同図書室に贈呈。キッズメンバーらが公民館長の佐々木暁文教育次長に手渡し、さっそく〝初仕事〟を果たした。
 佐々木教育次長は「すごくかわいい手提げバッグで、大切に使わせていただく。活動を通して、今の図書室がより楽しく、すてきな場所になるよう力を合わせてほしい」とあいさつした。
 一人一人意気込みを聞かれたキッズメンバーらは、「イベントのお手伝いを頑張りたい」「町のみんなが来たくなるような場所にしたい」などと熱意を語った。
 佐藤さんは「楽しい空間を作りたい。イベントの時にメンバーみんなで頑張れるよう、団結力を高めていきたい」と話していた。
 ま~ぶるは、平成22年に町教委による図書ボランティア募集に呼応して集まった町民有志が、翌年から「図書環境コーディネーターま~ぶる」と名称を定め活動。図書に関わる企画発案や環境整備など、人手が限られる同図書室スタッフの取り組みを支援し、町民の読書文化を育む空間の充実を図っている。
 令和5年には、「小学生ならではの視点でおすすめの本を紹介してほしい」というま~ぶる会員の思いに応え、当時小学3年生の佐藤さんが入会。〝最年少メンバー〟として企画展やカウンター業務、イベント運営に積極的に協力する姿は各方面から好意的に受け止められ、ま~ぶるキッズ発足の土壌を作った。
 今年、ま~ぶるはキッズ部門の立ち上げを決め、新たに小学生メンバーを募集。図書室を利用する機会の多い世田米学童クラブの子どもたちを中心に手が挙がり、今回の任命に至った。
 キッズメンバーは今後、図書展企画の手伝いや図書整備などに取り組む。
 メンバーの佐々木康さん(5年)は「図書室には、スタッフと話をするのが好きでよく来ている。ま~ぶるキッズでは、なぞなぞの本など自分の好きなものを紹介していきたい」と意欲を見せていた。