三浦さん(大船渡市出身)が出演、8、9日に盛岡でわらび座公演 子どもの無料招待も
令和8年8月2日付 7面
秋田県仙北市に拠点を置く劇団「わらび座」主催のイーハトーブシアター「真昼の星めぐり the Musical」は8(土)、9(日)の両日、盛岡市民文化ホールで公演が行われる。同公演には、大船渡市出身のわらび座俳優・三浦叶子さん(24)も出演を予定。席数限定で18歳以下の子どもを無料招待しており、広く来場を呼びかけている。
このミュージカルは、わらび座と㈱ヘラルボニー(盛岡市)が共創したもの。同社と契約している知的障害のある作家たちが描く独創的で鮮やかなアートが、舞台美術や衣装として大胆に取り入れられている。
昨年初演され、今年5月から横浜公演を皮切りに「ファイナルツアー」がスタート。12月まで7カ月間にわたり全国各地を巡る。
物語は、幼なじみの高校生「冴島あおい」と「青木めぐる」が、しゃべる大きなどら猫にいざなわれてワンダーランド「イーハトーブ」に足を踏み入れ、〝失くしてしまった大切なもの〟を探す旅に出る──という内容。宮沢賢治の作品のうち、『やまなし』『どんぐりと山猫』『なめとこ山の熊』『虔十公園林』『鹿踊りのはじまり』が登場するほか、オノマトペがミュージカル曲に組み込まれている。
大船渡市出身で、元大船渡高校演劇部の三浦さんは、『やまなし』と『なめとこ山の熊』に出演。『やまなし』ではカニの兄弟の弟役、『なめとこ山の熊』では子熊の役をそれぞれ務める。
いずれも幼い子どもの役を担う三浦さん。主人公の2人と直接関わる役どころではないものの、「あおいとめぐるが自分の子どもの頃を重ね合わせたり、子ども心を思い出したりする役割。舞台上だけでなく、見ている人にとっても重なる部分があると思う」と自身の役について語る。
舞台の大きなテーマは「分からないこと、謎を楽しむ」だといい、三浦さんは「純粋な子どもの心で『なんで?』と楽しみながら質問できる役。子どもが持ついいところを前面に出せたら」と意気込む。
「見終わった後に、(賢治作品を)もう一度読みたいと思える舞台。作品を読んでも、読まなくても、どちらでも楽しめる。難しく考えず、その場で感じ取る方が楽しめると思うので、身構えずに見にきてほしい」と舞台の魅力を語り、多くの来場に期待を寄せる。
開演時間は、8日が午後6時30分、9日が同1時30分(開場時間はいずれも30分前)。9日は4歳から客席への入場が可能な「鑑賞マナーゆるめの回」となっている。
全席指定で、S席(デジタルアートシート)7000円、A席(バードアイビューシート)6000円。子どもの無料招待と、同伴する保護者の半額割引制度がある。申し込み方法や条件の詳細は、わらび座公式ホームページで確認を。
問い合わせは、わらび座公演事業部(℡0187・44・3332、平日午前10時~正午、午後2時~5時)へ。






