地元の後輩とプレーで交流 立教大3年の菅野さん(陸前高田市出身) 6日の野球教室に参加

▲ 地元での野球教室に参加し中学生らとのプレー、交流に笑顔を見せる立教大の菅野さん

 野球教室は、立教大と陸前高田市が平成24年に締結した協定の一環で開催しており、今年で13回目を迎えた。同市で行う同大の夏季キャンプの中で教室を実施し、会場となった高田松原運動公園第一野球場「楽天イーグルス奇跡の一本松球場」で、学生らが高田第一、高田東両中の野球部員39人の指導に当たった。
 投手の菅野さんは、中学生の投球練習に付き添い、技術的な面でアドバイスを送った。自身も捕手を置いて数球投げ込んでみせ、中学生の注目を集めた。地元には年末年始に帰省することが多いといい、夏の陸前高田に懐かしさを感じながら、楽しく体を動かした。「地元の子たちに野球を教える機会はなかなかない。コミュニケーションや教えることの難しさもあったが、一緒に楽しく野球ができた。少しでも野球を楽しいなと思ってもらえればいい」と笑顔を見せた。
 高田野球スポ少で野球を始めた菅野さん。高田第一中時代は、金ケ崎リトルシニアで硬式野球に打ち込み、地元の高田高に進んだ。本格派右腕として徐々に頭角を現すと、1年の夏からメンバー入りし、3年時にはエースナンバーを背負い、主将も務めた。
 立教大進学でさらに投球に磨きをかけ、本年度の東京六大学野球春季リーグ戦でデビューを果たすと、中継ぎや抑えとして登板。183㌢の体格から豪快に投げ込む最速156㌔の直球を武器に、春季リーグ戦では5試合に登板し、6回3分の2を被安打2に抑える安定感を見せた。
 公式戦デビューで明治神宮野球場のマウンドを踏み、「岩手では経験できない応援、観客を前にして緊張した。目指していた六大学野球の舞台で投げることができてうれしかったが、思ったような結果が残せなかった悔しさもある」と振り返る。今回のキャンプでは「球の再現性」に重点を置いてトレーニングに励み、10日(月)正午から奇跡の一本松球場で行われる同大と日本製紙石巻の練習試合にも登板を予定する。
 9月に始まる秋季リーグ戦に向けて「防御率ゼロで頑張りたい」と意気込む。大学卒業後の進路選択も迫る中、「大学で自分の投球に自信がついた。目標はドラフト1位でプロ入りして活躍すること。プロのマウンドに立って、プレーで恩返しができるように頑張りたい」と誓う。