継続開催へ思いつなぐ 復活後2回目の綾里夏祭り 雨で会場変更も活気広がる(別写真あり)
令和8年8月15日付 6面
大船渡市三陸町綾里の綾里地区まちづくり委員会(村上芳春委員長)が主催し、地区在住の若者らでつくる実行委員会(畑祥乃会長)が企画・運営を担う「綾里夏祭り 盆踊り大会」は14日、綾里小学校で行われた。昨年6年ぶりに復活を果たした行事で、再び地域に定着させていこうと今年も準備が進められてきた。同日はあいにくの降雨に見舞われ、主会場は体育館に移ったが、紅白幕で飾られたやぐらを校庭でお披露目。幅広い世代が足を運び、ステージイベントや盆踊り、子ども縁日などで活気が生まれた。
夏祭りは、お盆の時期に合わせ、旧綾里中卒業生のうち25歳の同窓生が企画・運営を手がけ、東日本大震災があった平成23年も休まず続けた。
令和元年に100回を迎え、コロナ禍の同2年から休止していたが、昨年6年ぶりに復活。その際は、101~103回目に携わるはずだった3学年の同窓生がかじを取った。
今年は、行事の再定着を目指して継続を決め、104~106回目の同窓生が実行委員会を立ち上げ、過去の実行委メンバーや帰省中の同窓生、綾里地区まちづくり委員会も協力して準備を進めてきた。
準備段階から雨に悩まされ、この日も雨脚が強いために会場を同校体育館へ移すことを午前中のうちに決定。やぐらに取り付ける予定だった、協賛企業名を連ねた看板、吹き流しは屋内に飾られた。
開会セレモニーで村上委員長が「祭りを企画した若者たちの思いを受け取っていただき、きょう一日を盛り上げてもらいたい」とあいさつ。実行委員会の畑会長は「先輩たちの思いを受け継ぎ、これからにつなげていくために準備してきた。ぜひ楽しんでいってください」と呼びかけた。
祭りが始まると、各出演団体によるステージが体育館でスタート。同市のフォークソンググループ「クレヨン」を皮切りに、7団体がバラエティーに富んだパフォーマンスで魅了した。
ステージイベントの最後を飾ったのは、地元の白浜こども剣舞、野形剣舞。次世代を担う子どもたちも、大人たちに負けず劣らずの演舞を見せ、会場からは大きな拍手が起こった。
会場には、屋内外で子ども縁日や飲食販売のブースが置かれ、学生団体「Youth for Ofunato(YfO、ユース・フォー・大船渡)」も運営に協力。夜は「大抽選会」、盆踊り、もちまきフィナーレと続き、訪れた人々は、多彩な催しを通して、祭り気分を満喫していた。
親子で来場した新沼陽治郎さん(大船渡小1年)は「スーパーボールすくいが楽しかった。やぐらもすごかった」と話していた。





