外国人の学びに協力を 国際交流協会の日本語教室 サポーター募り拡充へ(別写真あり)
令和8年8月26日付 1面

陸前高田市国際交流協会(大林孝典会長)は、市内や近隣地域に在住する外国人向けに「日本語教室」を開設している。外国人らが市民ボランティアのサポーターと会話し、交流を図りながら日本語での会話や地域文化などを学ぶ場だが、近年は特にサポーターのメンバーが固定化されつつある。サポーターは外国人の学びに欠かせない存在のため、協会側ではその拡充に注力し、教室に協力できる市民を募っている。
同市では現在、12カ国合わせて約170人の外国人が生活。日本語教室は、毎週月曜日(祝日は翌火曜日)の午後6時30分から8時まで高田町の市コミュニティホールで開講しており、分かりやすく表現する「やさしい日本語」をベースに、外国人らが日常会話、地域の文化、生活に必要な知識などを学び、市民や仲間らと国を超えた交流を深めている。
無償ボランティアのサポーターは現在、高校生以上の市民ら13人が登録。ただし、仕事や学業で参加できない人もおり、出席メンバーは固定化が見られている。
24日の教室には、ベトナムやアメリカ、香港、インドネシア、デンマークなどの外国人ら19人と、サポーター9人が参加。サポーターを交えて複数のグループをつくり、専用のテキストも活用しながら日本語の基本、日常会話などを学んだ。
国際協力機構(JICA)の海外協力隊候補生として市内で派遣前研修に取り組む清水拓人さん(25)=石川県金沢市=と、小川りょう奈さん(25)=岐阜県岐阜市=はサポーターとして参加。清水さんは外国人がサポーターに自国の言葉や文化を伝える機会の提供を、小川さんはひらがなの一覧表と「陸前高田にじいろかるた」を学びの場に導入し、参加者らから好評を得た。
終盤には、グループごとに学習の成果を発表。互いに共有し合い、次回の活動につなげた。
フィリピン出身のジョアン・アイラ・ガオン・コルプズさん(27)=小友町=は「教室は本当に楽しい。違う国の友達と日本語を勉強でき、興味深く、面白い。これからも通って、もっと日本語を勉強したい」と笑顔を見せた。
サポーター5年目の黒澤郁江さん(50)=高田町=は「日本語を教えるコンセプトだが、いろんな国の方々と話ができ、教室を離れても交流がある。教える側ではあるが、交流を通じて得るものも多いと感じる」と魅力を語る。
協会事務局長でもある市交流推進課の村上聡課長は「教室は外国人の言語の習得だけではなく、クマ対策や防災といった生活支援
の役割があり、イベントを通じて地域とつながる機会にもなっている。英語などを話せる必要はない。国際交流に興味があれば、まずは見学に来て雰囲気を知ってほしい」と参加を呼びかける。
同協会では、サポーター5人を募集中。外国人と「やさしい日本語」で会話を楽しみ、できる範囲で学習のサポートを行う。教室に毎回出席する必要はない。資格や経験は問わず、研修機会も用意している。
希望者は、同協会のnote(別掲QRコード)に掲載している専用フォームから申し込む。締め切りは9月30日(水)。
問い合わせは、同課内の同協会事務局(℡54・2111内線414、415、メールkokusaikoryu@city.rikuzentakata.iwate.jp)へ。





