陸前高田の2事業者も 県「木づかい宣言」に新規登録 新施設に林野火災被災木活用
令和8年9月5日付 2面
県「木づかい宣言」事業者登録書の交付式が3日、盛岡市の県庁で開かれた。盛岡市のトヨタカローラ岩手株式会社(塚原孝一代表取締役社長)に加え、陸前高田市米崎町のカットハウスささき(佐々木新也代表)と、同市気仙町のホテル三陽(佐々木講和代表)が新たに登録された。
3事業者は、令和7年12月~今年7月に登録。式では、達増拓也知事から昨年2月26日に発生した大船渡市大規模林野火災の被災木を使用した木製の登録書が、各事業所の代表者に手渡された。
カットハウスささきでは、本年度内に完成予定の新築の理容室に、林野火災被災木を含む県産木材を使用する。
佐々木新也代表(51)は「もともと新しい店舗に木を使いたいと思っていて、その中で被災木を使って地域の役に立てればと考えた。木の持つぬくもりを感じ、また来たいと思ってもらえる店になれば」と語った。
ホテル三陽では、同年度中に完成予定のアネックスホテル三陽(仮)の客室ベッド台、1階ピロティのピクニックテーブルに林野火災被災木を含む県産木材を使用する。
佐々木陽太郎支配人(41)は「林野火災の時はホテルの目の前で煙も上がり、被災して避難してきた方もホテルで1週間ほど受け入れた。避難された方々に対して何かできないかと思っていた時に、林野火災の被災木の活用を知った。みちのく潮風トレイルを歩かれる方に、テーブルを通じて火災の事実を伝えることが、地域と林業の活性化につながれば」と話した。
県の木づかい宣言事業者登録制度は、県産木材を積極的に利用することを宣言し、その取り組みを進める事業者を登録することにより、県産木材の利用を促進するもの。3年7月に制度が創設され、今回で登録事業者は48事業者となる。






