本と人との出合い育む 「ブックランドさんりく」開幕 まちなか広場など会場に きょうは各種イベントも
令和8年9月13日付 8面
気仙の読書愛好者ら有志による催し「ブックランドさんりく」(実行委員会主催)は12日、陸前高田市高田町のまちなか広場などで開幕した。初日は「ほんまる茜市」と同時開催し、市内外の22店舗による古本市とワークショップを実施。会場には世代を超えた読書愛好者らが足を運び、にぎわいが生まれた。2日目の13日は古本市に加え、読み聞かせや演劇などの各種イベントも行い、本と人との出合いを育む場を創出する。(三浦佳恵)
この催しは、令和5、6年に同市で開かれた「ほんまる一箱古本市」を前身に、昨年初開催。実行委(松本麻以委員長)は、陸前高田ほんまる㈱、山猫堂、㈱山十、陸前高田こども図書館ちいさいおうち、すけだちBOOKSの各団体と有志の個人らで構成しており、本と人との交流などを楽しんでもらおうと開いている。
第2回は「耳をすます」をテーマとし、古本市には2日間で県内外の26店舗が出店。初日は好天に恵まれ、市民や各地から読書愛好者らが訪れた。
古本市には、小説やビジネス本、絵本、児童書、写真集、雑誌、文庫本、漫画など、多彩なジャンルの本が並んだ。中には、ミステリーや映像化された作品、不思議な本、家族のおすすめなど、テーマに合わせて本を選んだ店舗も。来場者らはゆったりと各店を巡り、掘り出し物やお気に入りの一冊を探した。
福島県南相馬市の「ほなみブックス」は、今回が初出店。店主の佐藤遥さん(26)は、「旅行などで2、3回陸前高田に来たことはあるが、古本市への出店は初めて。いろんな方々が来てにぎわい、楽しく交流している。ぜひ、また機会があれば出店したい」と話した。
会場ではこのほか、スタンプラリーやワークショップも行われ、多くの来場者が本との出合いを楽しんだ。
松本委員長(43)は、「一箱古本市から回を重ね、出店者、お客さんもリピーターが増え、交流が深まっていると感じる。2日目は出店以外のイベントも用意しており、出演者全員が地元の人たちなのも魅力の一つ。本を読むだけではなく、さまざまな魅力に出合ってほしい」と来場を呼びかけている。
2日目は、古本市に21店舗が出店。本をはじめ、ベーグルや焼き菓子、コーヒーの販売も予定する。
ほんまるの家前イベントスペースなどでは、午前10時30分から大船渡市出身の俳優・横道毅さんが詩「みみをすます」を朗読。同11時からと午後1時30分からは、実行委が絵本の読み聞かせ会を開く。
午前11時30分からは山猫堂の哲学カフェ「みみをすます」(参加費800円、ドリンク付き)を、午後1時からは実行委が本をテーマに語る「ほひふラジオ」を展開。同2時からは、ほんまるの家で「山猫堂×横道毅Bungakuサロン『よだかの星』」(同1000円)を行う。
催しに関する問い合わせは、ほんまるの家(℡47・3389、メールrt.honmaru@gmail.com)へ。





