〝3鉄〟の魅力広く発信 盛駅前などで「鉄道まつり」 三鉄・JR・開発鉄道が共催

▲ まつりのオープニングは恒例のお菓子と餅まきで活気を呼び込んだ

 三陸鉄道㈱、東日本旅客鉄道㈱、岩手開発鉄道㈱による「3つの鉄道まつり」は12日、大船渡市盛町の盛駅前広場や同駅構内などで開かれた。ステージ発表や多彩な出店で人を呼び込み、地域とともに歩み続ける〝3鉄〟の魅力を発信。来場者らは、鉄道の仕事に触れるアトラクションも楽しみ、貴重な交通手段としてまちを支える鉄道事業の役割を肌で感じた。(栗村勇翼)

 

レールスター乗車体験は今年も子どもたちに大人気

 同まつりは、同じ地域に共存する地域密着型の鉄道として、各社の取り組みの周知を図るとともに、地域活性化への機運を高めようと毎年開かれているイベント。令和5年から現名称で開催しており、利用客や地域住民に日頃の感謝を伝える場にも位置づけている。
 同日はすっきりとした青空が広がり、地元内外の来場者を乗せて立派な車体が同駅を行き来した。
 駅前広場で行われたオープニングセレモニーでは、三鉄の石川義晃社長、開発鉄道の村上美保取締役総務部長、JR気仙沼駅の阿部良充駅長がそれぞれあいさつ。続いて、お菓子と餅まきが行われ、各社のPRキャラクターも登場し、駅前広場は多世代によるにぎわいに包まれた。
 県立大船渡東高校太鼓部がステージのトップバッターを飾り、勇壮な演奏で魅了。あかさき、綾里、盛、平田(釜石市)の4こども園が郷土芸能やダンスで続き、会場に笑顔を届けた。
 駅前広場では、地元内外からの飲食ブースや、赤崎町在住のイラストレーター・みうらのろこさんによる似顔絵コーナーなど多彩な出店が並んだ。
 駅構内では、鉄道の運転操作を体験できるシミュレーターコーナーが設けられ、乗務員に教わりながら、子どもや鉄道ファンらが運転を楽しんだ。
 また、車両基地では三鉄車両が展示され、車体、車内のラッピングや座席のデザインを家族連れなどが興味深く見学。鉄道の線路上を走るレールスターの乗車体験も子どもたちの人気を集めた。
 三鉄では、まつりに合わせて盛―久慈駅が500円で1日乗り放題となるワンコインフリーパスを販売し、パスを利用して列車の旅を楽しむ姿も目立った。
 レールスターに乗車した今野寛隆さん(立根小4年)は「昨年のまつりが楽しかったのを覚えていて、今年も家族と来た。レールスターは、バックするときに少し速く動いて驚いたけど、楽しかった。今年も来て良かった」と笑顔で話していた。